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7-9月に提出された州環境当局への届け出で計画が判明
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マスク氏はEV需要満たすため自社生産が必要との考え示唆
米電気自動車(EV)メーカー、テスラのテキサス州オースティンの新工場で作られるのはピックアップトラック型EV「サイバートラック」だけではない。サプライチェーンの統合をさらに進める野心的な戦略の一環として、電池セルも同工場で生産する計画が州当局への届け出で分かった。
同社はテキサス州環境当局への許可申請書で、「車両に搭載されるバッテリーパックを製造するため、同施設にセル生産部門を設ける」案を示した。ブルームバーグが確認したこの申請書は7月から9月の間に提出された。
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は7月、4-6月(第2四半期)決算発表後の電話会議で、オースティン近郊に新たな工場を建設すると表明。カリフォルニア州フリーモントに続いで同社2番目の米組立工場となる施設で、サイバートラックや、EVトラック「セミ」とスポーツ車「ロードスター」に加え、東海岸の顧客向けにクロスオーバー「モデルY」も生産すると説明した。
同社の申請について、米紙オースティン・ビジネス・ジャーナルが先に報じていた。
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原題:Tesla Seeks Approval for Battery-Cell Output at New Texas Plant(抜粋)
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