[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米マクドナルド<MCD.N>は8日、第3・四半期の世界既存店売上高が前年同期比2.2%減となり、新型コロナ禍の打撃で約24%の大幅減となった前四半期から大きく改善した。

コロナ流行を背景にドライブスルーでの販売が急拡大したほか、販促キャンペーンが奏功し、9月の売上高は2桁台の伸び率を記録した。

地域別では米国が好調で、同四半期の既存店売上高は4.6%増となった。

海外市場では、フランス、スペイン、ドイツ、英国の売上高がさえなかったほか、海外ライセンス市場の売上高は10.1%減少した。日本がプラスの伸びになったものの、中南米や中国が低迷した。

また、マクドナルドの取締役会は前日、四半期配当を3%引き上げ普通株1株当たり1.29ドルとすることを承認した。