[ロンドン 8日 ロイター] - 財務省の岡村健司財務官は8日、中国はデジタル通貨の開発に向けた取り組みで先行者利益を得ようとしていると述べた。

金融政策関連のシンクタンク、公的通貨金融機関フォーラム(OMFIF)と米民間シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)が共済したオンラインセミナーで「人民元のデジタル化は比較的速いペースで進んでおり、おそらく先行者利益を得ようとしているのだろう」と指摘。「先行者利益は恐れるべきものだ」と語った。