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バイデン陣営、討論会を1週間延期とのトランプ陣営の提案を拒否

更新日時

米大統領選の民主党候補バイデン前副大統領の陣営は、第2、3回の候補者討論会をそれぞれ1週間延期するというトランプ陣営の提案をはねつけた。トランプ大統領は先に、バーチャル形式での討論会への参加を拒否していた。

  トランプ陣営のステピエン選挙対策本部長は先に、第2、3回の候補者討論会をそれぞれ1週間ずつ延期し、10月22日と29日に開催することを提案していた。

  バイデン陣営の選対副部長ケイト・ベディングフィールド氏は「トランプ氏はきょう、10月15日の討論会への参加辞退を選択した」とし、「トランプ氏の常軌を逸した行動で予定が書き換えられ、彼の選んだ新しい日付に変更されるようなことは認められない」と言明した。

  ベディングフィールド氏は、バイデン陣営は既に予定されている22日の最終討論会への参加を楽しみにしていると述べた。

  バイデン陣営は先に、トランプ氏の新型コロナウイルス感染症(COVID19)からの回復に合わせる形でタウンホール形式の第2回討論会を22日に変更し、それを最終討論会とすることを提案していた。

  大統領候補討論会委員会(CPD)は先に、15日にマイアミでの開催が予定されているタウンホール形式での討論会についてリモート形式で行うと発表。それに対しトランプ氏は、リモート形式の場合は参加を拒否する姿勢を示した。

  トランプ氏は8日、FOXビジネスとの電話インタビューで「バーチャル形式の討論会で自分の時間を無駄にするようなことはしない」とし、「そのようなものは討論会とは言えない」と付け加えた。

  さらに、そうなった場合は討論会への参加の代わりに選挙集会を開くと語った。

  リモート開催の決定についてCPDは声明で、「全ての関係者の健康と安全を守るための措置だ」と説明した。トランプ、バイデン両陣営とも、CPDはどちらの陣営にも相談せずに独断で決定を下したと指摘している。

米大統領候補の第2回討論会、リモート形式で開催へ-委員会

原題:Biden Campaign Rejects Trump Team’s Plan to Reschedule Debates(抜粋)

(トランプ、バイデン両陣営の動きなど加え、更新します)
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