上半期倒産、過去30年で最少 コロナ禍も、公的支援で
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もちろん公的支援が倒産回避による雇用の確保、社会の安定につながっている面はあります。
ただ、日本の「倒産=一巻の終わり」みたいな風潮もボチボチいかがなものかなあと思います。陳腐化したものを無理やり残し続けることが本当にいいのか。ハンコやFAXに固執することに通じます。
特にアメリカで顕著ですが「倒産=出直し」なので、社会全体で見ると新陳代謝が進むダイナミクスが働きます。
もっとも、労働集約型の旧産業からデジタル中心の新産業へ民族大移動がキレイに起こらないという不都合な真実はあります。それでも、人手不足な日本こそ、本来はもっと大胆に新陳代謝が進んで然るべきなんだと思います。問題はこれから。
加えて、倒産でにっちもさっちも行かなくなる前に休業、廃業した会社の多さを考えると、これが良い将来を指し示しているとはとうてい言えないニュース。
日本は全世界でも飛び抜けて長寿企業が多い国。それらの長寿企業の殆どは中小企業。何百年、或いは千年前後も続いてきた企業はそれなりに良い意味での強かさを持っていますが、それにしても今回の衝撃は大きい。こうした企業が消滅していくようであれば、それこそ日本の落日です。