2020/10/10

【楠木建】スキルは宿命的にコモディティ化していく

徐 亜斗香
NewsPicksアンカー
毎週火曜夜10時からNewsPicksとTwitterで配信中の『The UPDATE』。

10月6日のテーマは「アフターコロナで稼げるスキルとは?

一橋ビジネススクール教授の楠木 建氏、株式会社圓窓 代表取締役の澤 円氏、リクルートキャリア HR 統括編集長の藤井 薫氏、アドビ マーケティング本部バイスプレジデントの秋田 夏実氏をお招きし、議論しました。
新型コロナウイルスの影響を受けて、これまでの「普通」が通用しなくなってきた今、ビジネスの中でも様々な変革が求められています。
「スキル」といった「役に立つモノ」がコモディティ化している中で、従来以上に「センス」を磨くことが重要となってきています。
どのようなスキルが重要になっていくのか、はたまた、スキルとは異なるセンスをどう磨いていけば良いのかを徹底討論しました。
ご視聴はこちら(タップで動画ルームに遷移します)
稼ぐためにはスキルではなくセンス
アフターコロナで稼げるスキルとは?という問いに対し、楠木氏は『そもそも「どのくらい稼ぎたいのか」を定義する必要がある』と指摘。
「長期的に稼ぎたいのならば、アフターコロナで稼げるスキルはほとんどない」と答えました。
楠木:スキルじゃないものはセンス。センスじゃないものはスキル。
要するにスキルというのは宿命的にコモディティ化していくわけです。というのも、スキルは労働市場の基本言語なので。
それを超えたものとなると、センスを超えたスキルになる。
スキルだけでは足らない
楠木:明らかにプレゼンのスキルがあるのに面白くない、という例は読者の方々にも思い当たるところがあるのではないか。それはセンスが欠けているからこそ面白くないし、わかりにくいのでは。
秋田:物事をわかりやすく伝えるという点において動画が注目されていますが、これがあったら稼げるかという訳ではない。
これは「掛け算」であり、このスキルセットを従来持っているものにさらに加えて持つと良い。
古坂:現状で言ったら絶対的に動画の情報量とかも多いですからね。それこそセンスが見える。
新しい挑戦に立ち向かう姿勢
佐々木:戦国武将のように、もっと前に出ていって、どんどん挑戦してスキルを付けていく能力。とにかく前に出て行って学んでいくというスキル以上の姿勢が大事。
藤井:その現場の痛みに矢面に立っていくっていう人だからこそ見えてくる、権威には出来ないようなスキル。
説得力の3要素として「ロゴス、パトス、エトス」が昔から言われているように、倫理や論理を交えて共感を呼び、相手が協力してくれるようなパッションを持つこと。
:コロナが存在している世界を経験した人は今のところいないので、正解がないわけですよね。となると自分で(正解を)編み出していかなければいけない。
これこそがセンスなのではないでしょうか。
今回のキングオブコメント
番組の最後に、古坂大魔王が最も優れていた発言として選ぶ「King of Comment」は、楠木氏の3つの言葉に決定しました。
キングオブコメントが一つだけではなく、三つも飛び出したこの議論。
どのように他二つのキングオブコメントが誕生したのかは、ぜひ本編でチェックしてみてください。
視聴はこちら(タップで動画ルームに遷移します)
<執筆:徐亜斗香、編集:木嵜綾奈、米山朱茜、デザイン:斉藤我空>