【新】過熱するデジタル競争。日本の「勝ち筋」はどこか
NewsPicks編集部
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『デジタルテクノロジーと国際政治の力学』の著者のIGPI塩野です。
GAFAのCEO達の米国公聴会への召喚や、TikTokを巡る米中の攻防など、デジタルテクノロジーと国際関係を巡るニュースが毎日のように流れています。
日々の断片的な情報だけでなく、「テクノヘゲモニー(技術覇権)」に関する歴史的背景を整理し、理解したいと考え、自分が読みたいと思うものを執筆しました。
本書のもう一つの見方として、私は日系・独立系のコンサルティング会社である経営共創基盤(IGPI)で仕事をしています。先日はコンサルタントのキャリアについてお話させていただきました。
『コンサルのキャリア「5つの選択肢」』
https://newspicks.com/news/5182007/body/
そうした日系コンサルタントがリサーチとロジックを使って考察した国際情勢についてもご覧になっていただければと思います。デジタル・プラットフォーム競争に負けた日本にとって、次なる活路はどのようなところにあるのか。ファクトベースで、非常に明快に解説しているのが、塩野誠さんの『デジタルテクノロジーと国際政治の力学』です。
アメリカ、中国よりも、関係を深めるべき場所があるというメッセージは、若い人のキャリア選択にも大いに参考になると思います。いつの世も「どこに身を置いているのか」が、その人の仕事の幅を規定しますから。日本企業はモノづくりは得意だが、商売が下手という結果が、今に至るような感じがする。分かれ目は2000年代初頭あたりだろうか。モノを作っても売れない時代にうまくシフトできなかったから、GAFAに遅れをとってしまったのだと思う。