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【週末に学ぶ】なぜ「異常気象」は起こるのか?

NewsPicks編集部
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    フリーライター サイエンスライター・気象予報士

    素晴らしい記事でした! 極端気象という言葉はいいですね。なんでもかんでも地球温暖化に結びつけて無駄に煽るのではなく、冷静に「それはそれ、これはこれ」と解説しているのがいいです。このスタンスの記事が本当に少なくて…。しかし、そうはいっても防災面で油断しちゃいけないというのが本当にそうなんですよね!


  • 国内航空会社 気象予報士

    木本先生は日本の気象研究者の中で、温暖化研究の第一人者ともいえるような先生です。先生もおっしゃっていますが、さまざまな異常気象が発生しても、なんでもかんでも温暖化のせいにするのはちょっと違います。たとえば昨年の台風15号や台風19号のような強い台風が襲来した理由を、単純に温暖化のせいだとするのは誤りです。過去にも強い勢力の台風が日本列島を襲うことはあったことで、それ自体は温暖化の傾向とはいえないからです。
    したがって最近は温暖化の影響を正しく理解するために、特定の異常気象について、温暖化の影響がなかったらどの程度の発生確率であったのか、それが温暖化によってどう変わっているのか、というのを評価する手法が一般的に行われています。たとえば今年のシベリアで5月に38℃を観測するなど高温となった事例は、温暖化がなければ8万年に1回の事例であったとされていますし、2018年の西日本豪雨のあとの本州の猛暑についても、温暖化がなければ300万年に1回であったはずだとして、温暖化があることにより5年に1回のレベルにまで発生確率が上がっているという研究もあります。
    また、温暖化は地球全体に一様に起こるわけではなく、高緯度の地方でより強く出ていて、低緯度では気温の上昇幅は小さくなっています。高緯度地方でより強く温暖化するということは、たとえば北極海の氷が溶けてしまい、北極の寒気が北極ではなくカナダ北部やシベリアに溜まりやすくなるのでかえって寒気が南下しやすくなって気温の振れ幅が大きくなるということにつながります。また気温が上昇すると空気中の水蒸気量が増えるので、特に高緯度地方で今までに経験しなかったような大雨が発生するということにもつながります。またこれとは逆に、低緯度地方では気温の上昇により大気が安定するため、降水量が大きく減るような場所も出てきます。ここに気温上昇による直接の影響も加わってきますので、温暖化は全般に気象の振れ幅が大きくなるような状況をもたらします。特に世界の農業生産に与える影響が懸念されており、農業生産の減少により食糧難から政情不安に発展するような地域も出てくるのではないか、という議論もあります。
    温暖化はすでに進行しており、それ自体ウソだなどと議論している時点で人類の負けです。なので、上手に対応することを考えた方が良いかもしれません。


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    NCB Lab. 代表

    地球温暖化と極端気象の関係はまだ十分解明されていないことが、このレポートでわかりました。

    とはいうものの、地球温暖化は進み、極端気象が最近増えていると人々は感じています。人も病気で高熱になれば、臓器などへさまざまな影響が出てくる。それは極端ではないかもしれませんが。

    逆になんとなく体調が悪いなと感じていると、ドーンと熱が出てくることがあります。地球も生き物として捉えると、日々大切にしなければという思いにいたります。


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