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政治は常にエリートのものというわけではない、というのは昔からあった話です。
 ヒトラーは、自分が貧困な青年時代を過ごし、「労働者」として苦労したことをしきりに強調しました。実際は、美大受験で何年も浪人して実家からの仕送りで生活していたわけですが。しかし、ライバルであった共産党の幹部たちはインテリの極みであり、ヒトラーのような演出をすることができなかったのが、ヨーロッパ最大の共産党組織でありながら勝つことのできなかった大きな原因でした。共産党に行かずナチスに行ったような若者や農民は、「あのインテリ幹部が並んでいる共産党に行っても自分たちがいい目を見られるわけがない。」と思ったでしょう。
 毛沢東もそうで、農村の中では相当に裕福な家庭の出身で、かなりの教育を受けていますが、自分が農民出身であることを強調し、あえて農民らしい粗野な振る舞いを演出したりしました。中国共産党設立当初の大学教授らの幹部は姿を消し、農民ゲリラ兵と何年も寝食を共にすることのできた毛沢東が勝利するうえで、これは必須のことでした。文化大革命で権力を再奪取する時にも、庶民の紅衛兵にプライドを与えて動員し、劉少奇や鄧小平といったソ連・ヨーロッパ留学組を失墜させるうえで、重要な意味のある演出でした。
 「すべての社会の歴史は階級闘争の歴史である」といったマルクスではないですが、「庶民の味方」が権力を奪取するのは世界の歴史で繰り返されてきたことです。これは、特に欧米のプロテスタント社会に根深くある傾向で、ルターなども大学教授でしたが、親が立身出世した鉱夫であり、農民受けする言動を非常に意識して演出していました。その結果として、ドイツ農民戦争、三十年戦争に火をつけたのですが。キリスト教の終末論という、「最後の戦い」への希求、「正しい者たちが勝つ」という確信は、特にプロテスタントで強く見られます。
 米国の政治史でいえば、典型的なのは、"Every Man a King"を標榜して、「エリートを倒して富を分配しよう」と唱えた1930年代のヒューイ・ロングでしょう。セールスマン出身のロングは、民主党大統領候補として、フランクリン・ルーズベルトよりも人気がありましたが、暗殺されて大統領にはなれませんでした。米国(の白人社会)は、古くからそういう政治家が出てくる土壌がある国です。
>トランプ氏も違法な脱税をしていたわけではありませんが、そうしたロジックよりも、納税者の怒りをぶつけるような作戦です。

筆者の方はご存知ないかもしれませんが、ちゃんと納税することを美徳する日本と異なり、アメリカは如何にうまく節税するか、が自分がスマートだということの証明になります。現にこの論点はそこまで盛り上がってないですよね?

さらに4年前にヒラリーにもこの点ツッコまれてますが、「あなたは多額の納税をしているということですか?それならスマートじゃないですね。私は上手く節税できるくらい利口です」と言っちゃってます。

>確かにバイデン氏は高齢な上、パワーに満ちあふれているわけではありません。

それこそ、「こんな人に大統領を任せていいのだろうか?」になりませんか?アメリカの大統領には「タフガイ」という要素が求められると思ってます。

結局、今回の選挙は親トランプか反トランプか、の選挙でバイデン氏を信任している人は少ないのではないか、と思います。個人的には半沢直樹の美濃部幹事長がバイデンなんだろうと思っています。ハンターバイデンの疑惑のとおり、私腹ばっかり肥やしてますからね。
そういえば、トランプ氏と会談経験のある人が、そのコミュニケーション力を絶賛していました。
自分の支持者が望むことをよくわかっている、という印象です。
「彼はとにかくよく支持者を見ていて、支持者が聞きたい言葉をそのまま言います。究極的には、彼は支持者の「映し鏡」でしかないのです」
『具体的にどんな感情を売っているかというと、「恐怖」や「怒り」です。』
だから熱狂者も出るし嫌悪者も出て、分断が進む。ただPolitically Correctな世界になっていくなかで、熱狂者も出るというのは、それが現実として存在する不満・ニーズでもあるという事実がこれまで覆い隠されていたということでもある。

共感については、自分は本記事とは違うと思う。トランプ氏が共感をしているわけではなく、共感を呼びやすい強いステートメントを掲げている。そういう意味では昔型のリーダーだと思う。
自らをビジネスマン出身の大統領だと強調するように、話術は巧みです。支持者の鏡になっている、という説を読んで、なるほどと思いました。

型破りな大統領であることはまちがいありません。時代が産んだ米国大統領なのでしょう。トランプさんが鏡だとすると、国民の半数はそう思っているということなのですから。
大国のアメリカで
「恐怖」や「怒り」を売って人気を高めていくトランプさん。
国民はいつか「希望」も必要、すなわち「鼓舞」がもっと欲しくなる。
その分、トランプはうまく取り入れられるだろうか。
面白い記事だった。トランプさんの本質が理解できた。そして4年間でトランプさんがホワイトハウスから去ってしまうのは惜しいと思いはじめた。
トランプの究極のコミュ力はそのとおりだと思いますし、APU学長の出口さんがよくおっしゃっていますが、だいたい為政者というのは古今東西ロクでもない人がなるもののようです。

なので、アメリカの大統領といえども聖人君子を求めてはいけないのでしょうが、それでも大国のトップにはノブレス・オブリージュを体現してほしいです。
トランプ大統領と同じ土俵で勝負しては勝ち目がない。前回の選挙で勝った時も「オバマのおかがでアメリカがめちゃくちゃになった。俺に任せれば絶対に良くする」そう言うメッセージでした。バイデンになったらトランプよりも良くできるのか?そんな不安をどうやって取り除くか。
"バイデン陣営は早速テレビCMで一般的な市民の納税額を並べ、トランプ氏の納税額がそれよりも遥かに少ないことを強調しています。"
確かに愛されていると思います。
政治家は、優秀だからなれる訳ではなく、人との共感性はとても大事ですから。
共感するから、人は動くわけです。その意味で、トランプ氏は全米中を動かしました。
トランプ氏に共感して動く人と、共感しないとして動く人です。

トランプ氏の選挙活動は、両方していますね。
トランプ支持者と反トランプ支持者です。
民主党バイデン氏は、この反トランプに乗った戦略を取りました。真っ向から議論を吹っかけたヒラリーさんとは戦略が違います。

だから、今回の選挙はトランプ氏が動けば動くほど投票率が上がると思います。
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政治・経済の話題に関するNewsPicksオリジナルのインタビューやレポート