トランプ氏、コロナの「症状なし」 全快ぶりアピール
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ホワイトハウスに戻りマスクを外した瞬間のアピール動画では、明らかに息が上がっており、表情も無理をしているのが見えた。
アメリカのメディアではなぜかあまりそれを報じておらず、英ガーディアンは書いている。https://www.theguardian.com/us-news/video/2020/oct/06/footage-suggests-trump-was-short-of-breath-during-maskless-photo-op-at-white-house-video
メディアも一様に感情的になりすぎているのではないか。コロナ隔離期間中に外に出る、ましてマスク外すのはけしからん、という報道ばかり。
トランプは完全に戦略を大転換したと見える。
コロナ恐るるに足らず、経済を止めてはいけない、俺は楽勝で勝った、その方法も実地で身につけたから教える、だからお前らもいい加減目を覚ませ、と。
こうして書くと、日本にも似たような主張をしている人もいるわけだし、それなりの支持を集めるだろうし、圧倒過半の人からはより非難と嫌悪が強まるだろう。医師が発表文で「トランプ氏は症状がないと話している」と説明したという。医師団の見解とご本人の自覚とは違うという意味だろうか。トランプさんの話術はレーガン大統領に匹敵するくらい、ユーモアに富んでいてワサビが効いている。そのうちに「１０月２日に陽性反応を示したのは、器材の誤作用だった。中国製の部品が使われていた」と言うのかな。
ステロイド薬であるデキサメタゾンが投与されているため、病状が改善していなくても、発熱や発熱に関連した倦怠感などの症状がマスクされてしまうことがあります。
このため、「症状なし」だとしても、それを「全快」と呼んでいいかは定かではありません。だからこそ、「来週頭まで様子を見る必要がある」ということになります。
