2020/10/10

【読書】コンサル一年目が叩き込まれる「必須スキル」

NewsPicks編集部
NewsPicks編集部が、本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、話題の書籍の要約をお届けする連載「10分読書」。今回は『コンサル一年目が学ぶこと』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)だ。
ぜひ、週末のひとときで新たな知識を手に入れてほしい。(4181文字)

結論から話す技法

 「物事は順番に話せ」「起承転結で話せ」と、学校で習った方も多いだろう。しかしコンサルティング業界では、報告書、メール、メモ書き、上司への連絡に至るまで、「結論から話す」ように徹底される。
なぜなら結論から話したほうが、物事がシンプルで明確になり、短い時間で相手に必要なことを伝えられるからである。
結論から話す技法として、「PREP法」というものがある。PはPoint(結論)、RはReason(理由づけ)、EはExample(具体例)、2つ目のPはPointの繰り返しを意味する。
普段からPREPの型を思い浮かべて、頭の中で整理しよう。そして結論から話すのである。著者は新人時代、「質問に対して取り繕うように答えなくていい。5分考えてからでいいので、頭を整理して答えなさい」と上司から指導を受けた。
それ以来、言葉に詰まる質問を受けたときは、「1、2分考える時間をください」と言ってから、黙って考えている。「頭を整理し、結論から話す」ことを徹底しているのである。
(Yumi mini/istock)
コンサルティング会社には標語が多い。それが新人の行動指針になっていることもある。「トーク・ストレート」もその一つだ。
トーク・ストレートとは、「端的・簡潔・素直に話す」という意味である。変な駆け引きをせず、言い訳をせず、言われたことにきちんと答える。
「あの資料はできた?」と上司に質問されたとき、資料が未完成だったら、どう答えるだろうか。そういう質問を受けるときは、往々にして作業が遅れているものだ。そのため、ついつい言い訳から入ってしまいがちである。
しかしいまの著者なら、素直に「まだできていません」と答える。叱られるかもしれないが、それも承知のうえである。
というのも、上司が知りたいのは「完成したのか、していないのか」という事実だからだ。未完成なら、その原因を知りたいはずである。
相手の質問に対してストレートに答えれば、自然にコミュニケーションが取れるし、問題の所在も明らかになる。そうすれば相手としても、その先の「なぜ?」や「どうして?」を聞きやすい。
質問に対しては、まずイエスなりノーなりで端的に答えて、それから追加の説明をしたり、相手の質問に答えたりしていくべきである。
(takasuu/istock)

数字という事実で語る

コンサルタントは1年目であっても、30代後半〜40代で経験豊富なクライアントと話すことが多い。しかし1年目の社員なのに、どうしてそんなことができるのか。