生まれ変わる富士通、予算1000億の組織改革プロジェクトの中身は「IT企業」から「DX企業」へ

DX人材を呼び込んできた富士通が、ついに社内の大改革プロジェクトをスタートさせた。柱は4つ、総額1000億円を投資して、パーパスドリブンな組織を本気で目指すという。

» 2020年10月06日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 富士通は2020年10月5日、全社DX(デジタルトランスフォーメーション)プロジェクト「Fujitsu Transformation」(以下、フジトラ)を本格始動したと発表した。フジトラは同年7月に立ち上げられた。

 フジトラは、デジタル時代の競争力強化のため、富士通の製品やサービス、ビジネスモデル、業務プロセスや組織、企業文化・風土を変革するプロジェクトだ。変革の対象は、新事業の創出や戦略事業の成長、既存事業の収益性強化、さまざまなプロセスの標準化、人事制度、労働環境など多岐にわたる。

 富士通は「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」を「パーパス」(ここでは組織が主体的に意識する社会的意義や存在の裏付けといった意味)に定めて、フジトラに1000億円超の投資をする計画だ。同社は今後、その成果やノウハウをソリューションやサービスなどに反映するという。

全社横断でDXを推進 フジトラ1000億の投資先「4つの柱」の中身

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