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一番危険なのは、辞めるという判断をできずに、ズルズルと組織にしがみついてしまうこと。一番知識や技術を吸収出来るタイミングで、(恐らくそんなことはないと思いますが)ルーティンワークなんかさせてしまったら、その期間は取り返しがつかないことになります。
しかも、今の経営陣が新人だった頃に比べ、個々の業務の専門性は高まっています。新人とはいえ、昔よりは大学時代に勉強をしており、その分専門知識を身につけて来た人もいますから、早期からそれらを伸ばす方が、世界のテクノロジーにもキャッチアップできますし、モチベーションにも繋がると思います。
ただ明らかに営業以外のところに資質・専門性があり、本人もそちらを希望している場合、いきなりコールセンターで修行しろと言われても、もたない可能性が高いと思います。営業以外の業務で、将来の会社の成長をけん引しうるポテンシャルを秘めた新人も、会社にとっての大事な人的資産ですから、そうした人材には、適正にあった育成方法が必要ではないでしょうか。
「野村から内定もらった」→「え、1年コールセンターだけど大丈夫?」→「マジ?辞退しようかな。。」
文系はキツイ「ヘトヘト」営業に鍛えられた人も多い証券営業ですが、時代の変わり目ですね。
どんな仕事でもやりがいや楽しさを見出せる人ほど圧倒的に活躍確率が高まると思います。
2社でコールセンター業務を経験したことがありますが、一般的なイメージと違ってやりがいのある仕事ですよ。
ところで、このタイトルがコールセンターじゃなくてインサイドセールスだったらどういう反応だったのかは気になります。
1 電話越しでの営業でお客様とのコミュニケーションは養えない。対面こそ営業だ!
2 足を使って営業しても、お客様と面談できる機会が少ないので、コールセンターで否応なくお客様と対応させた方がいい。
現状を知らないのでなんとも言えませんが、体感的には2だと思います。
今の時代、インターフォンで切られることがほとんどですから。
実際問題、野村が相手にする金融資産を多く持つ高齢富裕層はコロナを一番恐れており、外出や対面での会話もかなり敏感になっているはずです。
そんな中で、飛び込み営業なんて来られた日にはもう目も当てられない。
証券会社にとってはブランド毀損以外の何ものでもないはず。
となると、大きな決断ですが、この決断が10年後に「あの時先陣切って踏み切ったのは野村ですごいよね」という話になるのか、やっぱり失敗だったねとなるのか。。気になります。
ちなみにやってみれば分かりますが、
非対面で営業をかけるのは初期導入はいいかもしれませんが、顧客単価を上げていくのは並大抵ではないです。
①相手の表情や仕草が読めないので、検討プロセスが前に進んでいるのかどうかを音声からしか判定できず、判断材料が少ない
②対面だと、一応は話を聞かなければモードに入るが、電話だと結構話を聞いてないケースが多い
③会ったことない人に対して人は冷たいので、ぞんざいに扱われる可能性が高い
などが理由としてあります。
むしろ「コールセンター」が、営業や顧客対応の最前線になるのだ、というメッセージがこの背景にあるのではないか?
合う人合わない人が元々いる。一方、これまでの営業のやり方でもそれで鍛えられた方は多くいるし、また社会的にインサイドセールスの需要が上がっていく中では、Face to Faceではない営業スキルの重要度は上がっていく。
全員に合う会社・方針ではないと思うし、そのなかで個人・会社の双方でご縁があった方が、そういう方針だと分かって進めばいい話。
https://www.nomura-recruit.jp/graduate/requirements/
金融機関の営業は個人的にはとても難しいものだと思う。というのは、例えば株だったら別に野村證券でも大和証券でも、ネット証券でも売っている。他社でも買えるものを売ったり、同じではなくてもほとんど差がないものを売るのは、とても難しい。
そのなかで売れる人もいるわけで、それをどうやっているのか、またそのなかで自分自身のスタイルを確立できた人は強い。