[2日 ロイター] - 米経済はまだ正常に戻っていないが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のスケジュールは正常化しつつある。

パウエル氏は8月に、新型コロナウイルス危機が発生して以来初めて、週末の勤務がなかった。2日に公表された日程表で明らかになった。

同月はムニューシン財務長官との電話協議が5回と、国内のコロナ流行が始まった3月以降で最も少なかった。パウエル、ムニューシン両氏は新型コロナに対応した一連の緊急資金供給策で緊密に連携してきた。最後に緊急の資金供給が打ち出されたのは7月下旬で、中規模企業を対象にしたものだった。

パウエル氏が8月に議員らと協議した回数は8回と、7月の5回より多かったが、危機発生当初の数カ月に比べるとかなり少ない。2018、19両年の8月に比べても少ない。

一方、パウエル氏の日程表には、危機前と大きく異なる部分がなおある。ほぼ全ての対話が電話かパソコンで行われており、出張は全くない。

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