[上海 4日 ロイター] - 中国の半導体受託生産(ファウンドリー)大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)<0981.HK>は4日、同社向けの輸出に対する米政府の制限措置を巡り、米商務省産業安全保障局と「予備的なやりとり」を行ったと明らかにした。

香港証券取引所への提出資料で「輸出制限が当社の生産・経営活動に及ぼす影響を検証している」とした上で、事業を展開する全ての国・地域で関連法規制を順守していると強調した。

また、株主や潜在的な投資家に対し、同社の証券を取引する際には注意するよう促した。

ロイターは9月、米商務省産業安全保障局が軍事転用リスクを理由に、SMICに輸出する際には事前許可を取得するよう指示する通知を一部企業に送ったと報じた。[nL4N2GO0QN]

SMICはこの報道の際、商務省から制限措置について公式に通知は受け取っていないとし、中国軍とのつながりを否定していた。