自身の限界をスタートアップ経営者が認識することの重要性
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「全部僕がやれば一番いいんです」「経営者は孤独だ」なんて考えているポンコツ経営者、たまに見ますけど。。そう思えてしまうのは単に自分や自分の事業に優秀な人を引きこめてないだけだと思います。それに気づかないで自分が1番だと錯覚したり、社員に不満を募らせるリーダーは本当に呆れます。自身が中途半端だから、中途半端な人材しか集まらない、と考え直した方が良いでしょう。
Facebookのザッカーバーグが昔、採用基準に「もし別のシナリオで立場が逆転していたら、自分はこの人のために働きたいと思えるか?」というのを設けていたと聞きます。これはとてもいい指標だと思っていて、少なくとも採用をしているその領域に関してはその候補者の方が優秀だと断言できるか。また、自分が自分のキャリアを任せられる信頼できるリーダーか。という視点で面接ができると思います。
本当に良い人材をすべてのポジションに配置できたなら、全部自分でやるどころか、どんどん権限委譲したくなるはずです。採用には常にこの心持ちで取り組んでいます。どれだけ優れた経営者であっても、一人で何でもこなせる人なんていません。スタートアップを一定規模に成長させた経営者の方であれば自信を持つのは自然なことですし、自信を持って然るべきだと思いますが、同時に、自身の限界を客観的に認識することも大事な点だと思います。
まれに「結局、俺がやらなきゃだめなんだ」とか、「俺がいないと、あいつら何もできないんだ」といった言動を目にすることもあります。それは言ってはいけないことですし、そんな組織を作ってしまっている当人に問題があるのではと感じます。スタートアップ創業者です。
創業社長の頑張りや踏ん張りは、創業時に熱を生む「着火剤」として必要となりますが、グロースするための絶対必要な「弾み車」ではないと考えます。
創業者の「自分で抱える」は、やはり俗人的になりがちで、事業の「弾み車」として必須か言われたら懐疑的になります。