この連載について
ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。
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学生時代の話もあったりするので少し気恥ずかしい部分もありますが、改めてこうやって記事にしてもらえるのは有り難いですね。
NewsPicksの読者層にはまだまだグッドパッチという会社の存在を知らない方も多いので、これがキッカケで知っていただけると嬉しいです。
そうした中で、デザインが果たす役割は大きく、そのクリエイティビティを担うデザイナーは重要な存在です。
グッドパッチを経営することで、デザインの本来の力を証明して、デザインの価値を高めて、デザインという産業を魅力的なマーケットにしていくことを目指してきました。
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「デザインの力を証明し、日本におけるデザインという仕事に対する理解や評価をあげていきたい」という土屋さんのお考えに、私も非常に共鳴します。クリエイティブな仕事に携わる人たちの地位向上や待遇改善は、日本の未来を守ることでもあると思います。
土屋さんの連載、この後の展開が非常に楽しみです!
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スマートフォンをはじめとするデジタルデバイスの普及以降、UI/UXデザインの重要性が高まっている。この領域にいち早く参入し、マーケットを牽引してきたのが、デザイン会社のGoodpatch(グッドパッチ)だ。
グノシーやマネーフォワードといったスタートアップから大手企業まで、数々のクライアントワークで事業戦略やUI/UXデザインを支援。自社プロダクト・サービスを開発・提供するデザインプラットフォーム事業も手掛け、ビジネスシーンにおけるデザインの価値や可能性を拡大し続けている。
「デザインの力を証明する」をミッションに掲げ、グッドパッチをデザイン会社初の上場企業に成長させた土屋尚史社長に、その軌跡と経営哲学を聞いた。(全7回)
■第1回 スマホ時代に高まるデザインの価値
■第2回 21歳で大病。死を覚悟して今を生きる
■第3回 DeNA南場さんの言葉でシリコンバレーへ
■第4回 家族との時間を犠牲にしない働き方
■第5回 離職率40%、組織崩壊の原因と改革
■第6回 強烈なプレッシャーが人を成長させる
■第7回 ビジネスとデザインの主従関係を逆転
デザインの重要性はテクノロジー分野の事業の参入障壁が低くなっていることがあげられると思います。今や誰でもサイトは作れるし、ものづくりすらできる。敷居が低くなっている分、ストーリーやデザインでの差別化が相対的に求められてきているのかなと考えています。
僕は、日本のデザイン市場が小さい問題は日本のデザイナー側にも原因があると考えています。僕の触れ合ったことのある欧州の建築デザイナーさん達、綺麗ゴトを公には発信する一方で、きちんと稼ぐことに対する貪欲さも隠してませんでしたw。その辺りのダブルスタンダードっぷりはとても重要で、日本のデザイン業界は公に発信された情報をピュアに信じすぎており、「稼ぐことは悪」のような価値観になってしまっているように感じてます。