【ココナラ 会長】正しい時と場所、スタイルで仕事をする
「一人ひとりが『自分のストーリー』を生きていく世の中をつくる」を経営ビジョンに掲げ、ココナラを拡大成長させてきたのが、運営会社ココナラの創業者で現会長の南章行氏だ。
大手銀行から企業買収ファンドに転身。英オックスフォード大学でMBAを取得し、2つのNPOの立ち上げに参画後、起業に至った南氏のキャリア、人生のストーリーを追いながら、個で生きる力を獲得するためのヒントとなる哲学を聞いた。(全7回)
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今日はキャリアの前半をなぞっている内容ですが、詳細は書いていないものの、いつもこの手の振り返りをすると確実に父親の教育の話になります。
当時、子供目線では、見守ってくれている感覚はあれど、好きに生きろばかり言われ、随分と他の親とは違うものだなぁと思ったものです。
その違いの意味に気づいたのは、自分が大人になってから。聞いてみると、父親は教育大学を出ていただけあって、意図的に、自律した人に育てる接し方をしていたと。
一度は教職を志すも、閉鎖的な現場を見て教師になるのをやめた父親らしいポリシー。かなりの意思決定を僕に任せてくれたというか、とにかく世間の基準にとらわれずに決めるように導いてくれた。
これが僕の原点であり、自分の生き方も、そしてココナラの裏にある思いも、全てが繋がっている。
おかげか、自分の子供の子育てには父親の考えをさらにアップデートできた感があり、最近では子育てに感するインタビューをやたらと受ける立場になりました(笑)この辺りはスクスクといい感じで育ってくれてる子供と、それを支える妻のおかげですけれど。
「正しい時に、正しい場所を選んで、正しいスタイルで仕事をしてきた。ただ、それだけです。」とサラっとおっしゃっていますが、右往左往しながら生きてきた私には「そうできればよかったな」と思っても、できた気がしません。お父さんが素晴らしい方なんでしょう。そのお父さんはどこからその哲学を身につけられたのかとても興味があります。
南さんだけでなく、メルカリの山田さん、グノシーの福島さん、林修先生など、いろいろ言われますが名古屋って独特のものを持っているのかもしれません。
『僕はいつでも、自分の心が動くこと、やりたいと思うことを選びとってきました。言ってみれば、正しい時に、正しい場所を選んで、正しいスタイルで仕事をしてきた。ただ、それだけです』
『この「正しい」というのは、世の中の尺度で見る正しさではなくて、自分にとっての正しさです』
この価値観で生きている人って、「自分の人生」を生きているから、もっとも幸せを感じられるんですよね。
仕事で直面したプロジェクトとかスキルといった面では素直に人に教えを乞いますが、私もキャリアとか人生で人にアドバイスを求めたことはありません。なんか他人の人生をなぞっているみたいで。
やっぱり、自分の本能の赴くままに生きたいじゃないですか♪
南くん本人にも伝えたことがありますが、
『父には常に、「おまえの人生は、お前が決めて好きに生きろ」と言われてきました』
このような教えを授けてくれた素晴らしいパパを持っていることが心の底から羨ましいです。
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