米ゴールドマン、ＧＭのカード事業を25億ドルで買収へ＝ＷＳＪ

［１日　ロイター］ - 米ゴールドマン・サックス<GS.N>はゼネラル・モーターズ（ＧＭ）<GM.N>のクレジットカード事業を約２５億ドルで買収する計画。米紙ウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）が１日、関係筋の話として報じた。

英銀大手・バークレイズ<BARC.L>も同事業の買収を目指していたが、ゴールドマンが競り勝ったという。

ゴールドマンは、ＧＭのカード事業を展開するキャピタル・ワン・ファイナンシャル<COF.N>と買収価格で既に合意しており、数週間以内にこの案件はまとまる見通しという。

ゴールドマンのコンシューマーバンキング部門は、ＪＰモルガン・チェース<JPM.N>やシティグループ<C.N>と比べると規模が小さく、ソロモン最高経営責任者（ＣＥＯ）は強化を目指している。昨年、クレジットカード事業で米アップル<AAPL.O>との提携も発表した。

ゴールドマン、バークレイズはコメントを控えている。ＧＭはコメントの要請に応じていない。

コメント

注目のコメント

• 林田 修一

  世界銀行グループ MIGA 西・中央アフリカ代表

  ・2020年10月02日

  そこそこ纏った金額ですね。
  クレジットカード事業は債権が小口分散されていて住宅ローンよりも期間が短いこともあって金利の割にはリスクが低い事業です。
  一から始めるのは時間がかかるので資産買収は基本的には理に適っています。
• Arai Kaoru

  公認会計士 Fintechコンサルタント

  ・2020年10月02日

  アメリカのカード事業は日本よりも収益性が高いです。
  景気が良い時は、カード債権のデフォルト率も低めに安定していましたが、これからしばらくはどうでしょうか？
  けれども、クレジットカード命の国民性は変わらないはずなので、堅いディールかと。
• Kato Jun

  ユーザベース SPEEDAアナリスト

  ・2020年10月03日

  記事にもあるが、GMから買うわけではなくCapital Oneからの買収。Capital Oneがイシュアー（カードの発行者、カード会員への請求や与信管理を行う）。GMは、ブランドを提供してオートローンとかと併せてカード会員の獲得をしている状態だと思う。
  買収後もその構造は変わらないと思う。