新着Pick
601Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
報道通りNTTによるNTTドコモのTOBが発表されました。
NTTドコモの料金や戦略に関する意思決定を加速させるという事ですが、携帯料金の値下げに対しての政府のプレッシャーがある中ですから色々な憶測を呼ぶタイミングでの子会社化だと思います。

歴史的にNTTドコモの古参メンバーは、NTTの地域やNTTcomとまた違うカルチャーの方も多いので、この子会社化は複雑な思いを持たれている方もおられると思います。

しかし、この動きはSBGがSBkkの株を売ったのと対象的で、通信料金改革に5Gとここ数年は通信業界に大きな変革の波が来そうですね。
適時開示出たので要約と所感。

①TOB価格は3900円の全額現金。昨日終値2775円から+40.5%、今日はストップ高で3213円でそこから+21.4%。3月にソフトバンクが崩れドコモが異様に上がったとき(約3400円)を上回る。期限は11/16。

②NTTは、4.3兆円借り入れ予定。MUFG1.5兆円(上限、以下同)、SMBC1.2兆円、みずほ0.7兆円、農中0.4兆円、SMTB0.3兆円、DBJ0.2兆円

③ドコモは賛同推奨。現代表取締役社長の吉沢氏は取締役となり、現在代表取締役副社長の井伊氏が代表取締役社長(2020年までNTT代表取締役副社長技術戦略・国際標準化担当)に、取締役常務執行役員の廣井氏が代表取締役副社長(2020年までNTT取締役財務部門長)に12月1日に就任予定。人事を見る限り、キーとなる方が2020年に送り込まれていたのは、本件の布石に見える。

④リリースにある時系列推移の要約。
NTTは、4月中旬に5Gの状況や、ドコモが上場企業として独立事業運営を行っている現状を背景に、公正性や長期短期の利益最大化のバランスから完全子会社化がベストと判断。4月下旬に検討開始の初期通知、6月上旬に検討・協議の申し入れ。ドコモは、6月上旬にFA・LAなどを採用し、また特別委員化の設置などを実施。
NTTは8月11日に3400円(最終の3900円からは約-15%)で初期提案、ドコモの再検討要請で8/25に3600円で提案、9/9に3750円。その後ドコモ口座の不正流出があり、本取引の目的などに影響を与えないという点で9/17に3800円、9/25に最終提案3900円となった。

やはり③の人事が気になる。5/15に人事案が出てその後株主総会いるので、上記時系列の本格検討前から「送り込まれた感」はある。辻上前代表取締役副社長は、2008年にドコモの社外取に、2016年に取締役営業本部長となり、2018年に代表取締役副社長に。また財務本部長の前任の廣門氏は2008年にIR部長としてNTTから移った。
過去の人事サイクルは見ていないが、いきなりNTTから来た感はパッと見する。

NTT開示:https://bit.ly/3kW8wOj
ドコモ人事:https://bit.ly/33bcNr4
ドコモ5月人事案:https://bit.ly/30gtRKy
ドコモは、一時NTTと違う給与体系の時代があったそうです。i-モードやガラケー全盛期あたり。給与が高かったものの持株会社の指導で下がった経緯があったと、元社員から聞きました。 

注目は、携帯料金の値下げについて、NTT株3割強を保有する政府の意向がどこまで反映されるかだと思いますが…その上で、一体どこで収益を上げていくのか。トラブルが相次いだ「ドコモ口座」の被害は、ジワジワ増え28日現在235件、被害総額2897万円とのこと。金融事業のセキュリティなどの立て直しも急務です。

巨大組織に戻り、社内の“独創的な発想”が薄まらないことを期待したい。
子会社化の狙いは、
経営効率化による菅政権の携帯電話料金引き下げへの対応と、
5Gへの投資促進、事業強化のためではないかとのこと。

ユーザーにとってより良い環境が整えば朗報です!
TOB価格は1株当たり3900円だそうです。
必要資金は、メガバンク他数行から短期借入をして賄い、長期的には社債発行等具体的なスキームを作るようです。

以下、日経新聞より

30日からTOB(株式公開買い付け)を行い、他の株主から3割強の株式を取得する。取得価格は1株3900円で、28日終値(2775円)に4割のプレミアム(上乗せ幅)をつける。買収総額は約4兆2500億円と、国内企業へのTOBでは過去最大となる。

NTTに4兆円超の協調融資 ドコモTOBで3メガバンクなど

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64359180Z20C20A9MM0000/

足立さんが開示資料にリンクを貼ってくださっていますので、じっくり読みます。

追記
親会社によるTOBなので、プレミアムはそれなりに乗せてくるのは順当だと思います。TOB価格に関して裁判で争い事をしている暇はないでしょうから。
過去10年のUSDトータルリターン
Docomo +158.5%
Softbank +301.9%
KDDI +315.2%

ドコモは確かにS&P500の+259.8%には劣るが、MSCI World Telecom Service Industry Indexの+73.7%は大きく上回っている。日本のテレコムキャリアはROICや株のトータルリターンという意味では世界の勝ち組でした。
NTTがdocomoをTOBで完全子会社化へ。ソフトバンクGがモバイルの持ち株比率をどんどん減らしていっているのと真逆。米中対立激化は空前の大チャンス。こういうダイナミックな動きは良いと思う。スピード感が落ちさえしなければ
動画解説しました。

NTTのドコモ完全子会社化と通信業界の今後について解説・予想します https://youtu.be/gZ9PjqxASes
東日本大震災の直後に人口密集部で音声通話が復活するのが早かったのがドコモでした。その後に4Gの世代となり人口密集部において集中的に基地局を整備し通信速度を高めたのがソフトバンク。しかもYahooアプリでの実測値を改善に活かすなど今でいえばDX的なデータに基づく的確な改善で随分と回復した印象です。とはいえ国策とも言えるMVNOとの距離の置き方や、改革の旗手のようなスタンスに身を置きつつも自身はSIMロック解除に応じなかったり、ドコモKDDIが一貫してぶれずに取り組む離島などの僻地にユニバーサルサービスを実現すべく基地局を建てに行ったり、災害時の臨時基地局車両や被災地向けの人間基地局など様々な取り組みに力を入れているのはさすがはナショナルキャリアという感じであるのに対してうまいところだけ持っていこうと調子良すぎでは?という感じもします。ただドコモもユニバーサルサービスのためだとか5G整備のためと言っては携帯電話料金を引き下げることなく全体の額に対しては少ないながらも謎のM&Aに手を出して後に手放して損するみたいなムーブを見せるので私は自然の成り行きに任せるのではなく国主導で料金を引き下げさせて余計な体力を封じ、土管レイヤーに徹底していただく政策を支持します。キャリアにしかできないこともあるけどアプリのレイヤーでもまだまだデカいことできるってのはiモードの幻想に取り憑かれすぎではないでしょうかね。
正式申し入れ6月。
こっちの動きに政治が乗ったのか...なるほど
日本電信電話株式会社(にっぽんでんしんでんわ, にほんでんしんでんわ、英語: Nippon Telegraph and Telephone Corporation、略称: NTT)は、日本の通信事業最大手であるNTTグループの持株会社。持株会社としてグループ会社を統括するほか、グループの企画開発部門の一部を社内に擁し、規模的にも技術的にも世界屈指の研究所を保有する。 ウィキペディア
時価総額
10.5 兆円

業績

株式会社NTTドコモ(エヌティティドコモ、英語: NTT DOCOMO, INC.)は、携帯電話の無線通信サービスを提供する、日本最大の移動体通信事業者 (MNO)である。日本電信電話株式会社 (NTT) の子会社。日経平均株価及びTOPIX Core30の構成銘柄である。 ウィキペディア

業績