[28日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は28日、有料会員向けのネット通販のセール「プライムデー」を10月13─14日に開くと発表した。

プライムデーは2015年に始まった会員向けのイベントで、販売底上げ目的で例年夏に開催される。今年は新型コロナウイルスの影響で延期されていた。

イサカ・ウェルス・マネジメントの創設者、マット・フォックス氏は、新型コロナの世界的流行とその後の景気低迷が、ショッピングシーズンの売上高にどの程度影響を与えるかが注目されていると説明。10月の開催で今年はクリスマスなど年末イベント用の買い物が増える可能性があり、年末商戦時期が10月から12月末までの長期間になるかもしれないとの見方を示した。

アマゾンはプライムデーと年末のショッピングシーズンの販促向けに1億ドルの追加投資を計画している。

新型コロナ感染予防のための行動規制を受け、オンラインショッピングが急増し、アマゾンの第2・四半期(6月30日まで)利益は、四半期として1994年の創業以来最高になった。

同社はプライムデーによる収入を公表していないが、2019年に18カ国で開催されたプライムデーでは出店者が販売に20億ドル貢献したという。