「サステナブルをエンタメに」 USJがペットボトル循環利用に意欲 日本コカ・コーラとのリサイクル啓発イベントで(食品新聞)
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コカ・コーラは消費者が求める限り、ペットボトルをやめることはないと宣言していますが、その代わりに「廃棄物ゼロ社会」を目指して、今回のようにプラスチック容器の回収リサイクル活動や普及啓発を主体的に行い、その事業が持続可能であることを最大限アピールしています。そしてこの姿勢は非常に評価されています。
今回の取り組みは、コカ・コーラとUSJのコラボレーションなので、ペットボトルからのエコバッグ制作とエンターテイナーによる歌・踊りのリサイクル普及啓発活動が中心となっています。
エンタメ体験を通して、遊びに来た人に環境問題に興味を持ってもらうという観点も重要ですが、エンタメ業界が抱えている課題解決に向けた取り組みを含め、サステナブルな社会を作るためにできることは、まだあると思います。
例えばテーマパークで、大量の使い捨て容器が出るのであれば、容器のデポジット制を導入できないか。容器を持参すると得をする環境を作れないか。給水機を増やすと使い捨て容器がどれくらい減るか検証できないか。プラ製紙吹雪やプラ繊維のぬいぐるみはマイクロプラスチックの原因になるので他に置き換えられないか。クリーンな技術でパーク全体にエネルギー供給できないか、等。
他業界の先進的な事業者は意識しはじめているけれど、まだこの業界まで浸透していないことが沢山あると思います。これをきっかけにして、「サステナブルをエンターテイメントに」という方向に向かい、業界全体が舵を切ることに期待したいです。サステナブルな活動が、付加価値をつけてエンタメに変わるというのは良いですね。
私もビニールをやめようとエコバック持ち歩いていますが、不思議なことにエコバック自体は以前からあったのに、あまり店頭にあっても気にかけていませんでしたが、周囲が色々なエコバックをファッション的に持っているのを見かけるとどうも気になって洋服選びの感覚で新しい柄のエコバックをついついお店で見てしまいます。マスクも同じような感じで、オンライン会議でステキなマスクをしている人を見かけるとついついマスクのサイトを物色してみたり。
資源を大事にする取り組みは継続持続的である必要がありますが、どのような付加価値をつけられるかアイデアがこれからも求められますね。このアイデアを考えるところも楽しいところでもあります。ここ↓でも、このエコ事業はエンタメだと書きましたが、山口周さんなどが仰るように、これからは文化的価値の時代なので、実のあるサステナブルより夢のあるサステナブルの時代だと思います。
三井物産、排ガスからエコ燃料 中国で10工場
https://newspicks.com/news/5252272?ref=user_145483
【山口周】効率から逃れよ! 余剰の文化が社会を変える。
https://newspicks.com/news/5197965?ref=user_145483
テスラもブロックチェーンも夢要素が大きいから扱いが難しい
【白熱討論】ブロックチェーンは本当にビジネスを変えるのか
https://newspicks.com/news/3418774?ref=user_145483
"ドラマ「白い巨塔」(2003年版)で、財前五郎が死の淵にある時、義父の又一(西田敏行)が「もう十分夢みさしてもろうた」と言ったように、人間の幸せが夢を見ることなのだとすれば、たとえ私から見て意味のないことであっても、それが幸せなのかもしれません。"