[北京 26日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>の内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は26日、成長が続く中国市場で、今後5年にわたって電気自動車(EV)を含めた新型車を継続的に投入していく方針を明らかにした。順調に進めば、黒字化に向けた取り組みの追い風になりそうだ。

内田氏は北京国際モーターショーのビデオ会見で「中国市場の回復ぶりは非常に目覚ましく、われわれの重要なセグメントは前年の水準に戻った。この改善は続くと期待しているが、問題が生じる兆しがないか注視していく必要はある」と語った。 

その上で内田氏と中国事業を統括する山崎庄平専務執行役員は、2025年までにプラグインハイブリッドEVなど9種類の新型およびリデザイン型の自動車を販売していくと説明した。

日産は製品ラインアップが全体的に古くなり、利益率が低迷。今後の急速な事業立て直しを実現するには中国市場での成長が不可欠になっている。