「国内線回復は2021年」特集・赤坂社長に聞くJALと新型コロナ
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注目のコメント
IATA予測も相当厳しくて、コロナ前の水準に国際線需要が戻るのは、2024年というのがIATAの予測です。
ただ、日本のインバウンド観光という意味でいうと、8割がアジアから(うち、75%は、中国、台湾、香港、韓国など近隣の東アジアから)ということを考えると、もっと早く戻るかなと思っております。ただ、ここは、どちらかというと、JALのような日本ブランドのレガシーエアではなく、
海外ブランドのLCCエアが活躍するショート~ミドルフライト路線です。
JALなどのレガシーエアの、稼ぎ頭は、北米や欧州などのロングフライトのビジネス路線となるので、北米欧州は、コロナ感染拡大もアジアの比ではないので厳しいかなと思います。
社長は、「IATA予測より厳しい状態も想定して」とありますが、こういう危機に際しては、
「計画は悲観的に、気持ちは楽観的に(明るく!)」というのはリーダーとして大切な姿勢だと思います。
いくら悲惨な状況だといっても、トップが、鬱々としてしまっては組織全体の士気が多いに後退するでしょう。JALの赤坂社長に単独インタビューしました。前編は路線や機材、資金の計画についてまとめました。
国内線はほぼ見通せている一方で、国際線はIATA予測より厳しい状況も想定して対策を講じているとのことです。機材面だと三菱スペースジェット(MRJ)をどうするかも伺ってます。国内線に限れば、2021年には需要回復を見込むとのこと。
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IATAが2024年の需要回復を示す中、JALは需要をどのように見ているのか。
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赤坂社長:本当に悩ましい状況だ。国内線は4連休は良かったが一進一退で、これからもこの状態が続くと考えた方がいい。しかし、国際線に比べれば回復は早く、来年いっぱいで戻るだろう。
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