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ナゴルノ・カラバフ戦争の全面的な再開です。1988年から1994年までのこの戦争では、2万人以上の死者が出ました。
 偶発的な衝突ではなく、アゼルバイジャンが非常によく準備された装備と作戦で、昨日、電撃的に大規模な侵攻を開始しました。アゼルバイジャン軍は多数の自爆ドローンを投入してアルメニア軍の対空兵器などを破壊するとともに、地上部隊がナゴルノ・カラバフ地域の占領のため前進しています。
 アゼルバイジャンは人口1,000万人、95%がムスリムで、石油や天然ガスを産出し財源に余裕があります。トルコが準備段階から全面的な支援をしており、多数のドローンを提供しているのもトルコです。また、トルコ軍が占領しているシリア北部からシリア人戦闘員を空輸し、戦闘に参加させています。
 アルメニアは人口300万人、95%がキリスト教徒です。今のところ劣勢ですが、アルメニアはロシアと安全保障条約を結んでいて、ロシア軍も駐留しています。ロシア軍がアルメニア側で戦闘に参加すれば、戦況は一気に逆転する可能性があります。アルメニア政府は総動員令を発しており、18歳から55歳までの男性は兵士としての動員の対象となります。
本日アゼルバイジャン軍はアルメニアが実効支配するナゴルノ・カラバフ共和国(アルメニア名アルツォフ共和国)に対し、大規模な空爆を実行。同時にカラバフ南部のヴァルデニス地区を中心に侵攻を開始し、両軍の地上軍が交戦しているようです。
ナガルノ・カラバフ政府は国家総動員令を発令し、引き続いてアルメニアも戒厳令の発令と軍の動員を開始しました。

ナゴルノ・カラバフはアゼルバイジャン領内に存在していたアルメニア人地区で、ソ連崩壊後の内戦時にアルメニアが勝利して保護国化して以来、30年あまり何度も両国の紛争が続いてきた場所です。
近年では石油パワーを背景にアルメニアの国家予算を上回る軍事費を注ぎ込んできたアゼルバイジャンが軍事的な優勢を保っていますが、アルメニアとロシアは相互防衛条約を結んでおり、ロシアの介入を恐れてアゼルバイジャンもうかつには手を出せず、膠着状態が続いてきました。

近年アゼルバイジャンの後ろ盾であるトルコが軍事的な支援を強めており、既にトルコ軍がアゼルバイジャンに派遣されているという報道もあります。
こうしたトルコの後押しを受け、ロシアは動かないと見てアゼルバイジャンが一気に軍事的挑発を強めたものと思われます。

両国が全面戦争に突入するかどうかは、ある意味その後ろ盾であるロシア、トルコの両国の出方にかかっており、その動きに注目する必要があるでしょう。
ああ、ここはまだやっているのか、、、血で血を塗る虐殺があっただけにそうそう傷は癒えません。

僕が住んでるとこの隣町のGlendaleという市に巨大なアルメニア人コミュニティがあります。うちにもアルメニア系職員が多数います。その1人と一緒にプロジェクトをしたことがありました。彼女はアルメニア人学校に通っていました。歴史教育でアゼルバイジャン人に受けた虐殺の映像を繰り返し見せられ気が重かったと。歴史教育も憎悪を植え付けるような教育はいかがなものかと思います。

一方、アゼルバイジャン人のインターンと仕事をしたこともあります。彼とは政治の話はあまりしませんでしたが、サンディエゴへフィールドワークにいってた時、なにかの雑談でアルメニア人に受けた迫害について怒っていました。

Uberのドライバーにもよくアルメニア人人がいます。一度、乗っている間中ずっと、いかにアゼルバイジャンが悪かを延々と語られたことがありました。

でも、同僚のアルメニア人も、アゼルバイジャン人のインターンも、こころは根から善良な人たちです。どうすれば、歴史に染み付いた憎悪を癒すことができるのでしょうか。。。
両国は7月末にも小さな衝突を起こしていたのですが、それはナゴルノカラバフ自治州からは遠く離れた場所でした。そんな目立たない衝突に世界の主立った国がビビッドに反応した事実が、この地域の重要性を物語っています。JICAアンカラ事務所のトルコ専門家、近内みゆきさんの解説が詳しくまたわかりやすいです。(今回の衝突を受けての記事ではありませんが)

アゼルバイジャンとアルメニアの戦闘に、世界が振り向いた 日本も無関係でないその背景
https://globe.asahi.com/article/13629580
最近、アルメニアンコミュニティと接する機会があったのもあって、ちょと気になるニュースです 今メリケンにいるのは、旧ソ連時代の移民2ー3世の方々なのでししょうかねぇ
トルコの後押しを受けているアゼルバイジャンが、ロシアの後押しを受けているアルメニアに侵攻。偶発というより計画的侵攻。トルコはEU、アラブ、そしてロシアと全方位でケンカ売りまくってる… 意味不明…
アルメニアとアゼルバイジャンの関係は、BTCパイプラインがジョージアを経由してトルコまで伸びていることが象徴のように思えます。
ニュースさっき見て驚いた インドと中国の殴り合いどころではない