[25日 ロイター] - エネルギーサービス会社ベーカー・ヒューズ<BKR.N>が発表した25日までの週の米国内石油・天然ガス掘削リグ稼働数は前週比6基増の261基となった。増加は2週連続。新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた原油価格が持ち直していることを受け、一部の生産会社が掘削を再開した。

8月14日までの週には、1940年の統計開始以来の最低となる244基まで落ち込んでいた。

9月月間の石油・天然ガス掘削リグ稼働数は2カ月連続で増加した。一方、四半期では7期連続の減少となった。

25日までの週は、石油リグ稼働数が4基増の183基、天然ガスリグ稼働数が2基増の75基となった。

新型コロナ流行を受けた需要減により、米原油価格は依然として年初の水準から約35%下落しているが、ロックダウン(都市封鎖)解除に伴う世界経済とエネルギー需要回復への期待から、米原油先物<CLc1>はこの5カ月で112%上昇。25日時点で1バレル=40ドル付近となった。