アップル、コロナで手数料免除 FBに譲歩、経済支援で年末まで
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コロナを受けての一時的な動きなのか、優越的地位濫用の誹りを受けての段階的な軟化なのか、本件ではまだ分からない。またEpic含めゲームは未だ免除の適用外。
しかし本件は司法でも立法府つまり民意という栄養分が欲しい政治家でもなく、ライバルや客や取引先ら商売相手達、コミュニティ内部から一様に総スカンを食らった、その結果、一時的かつ一部にせよ譲歩をもぎ取った、という点は興味深い。
なお従前AppleティムクックはFB筆頭にデータプラットフォーマーに対して「客を商品にして儲けてるけしからん、ウチは違うぞ」とポジションを決め込んでいたが今回は、FBがここぞとばかりにAppleの商モラルを突いて反撃している様は面白い。
ゆえにFBの声明は、一歩前進だがたった3か月のみでその後は未だ苦しんでいる中小企業は30%の上納金を払わされ続ける、いかがなものか、といった声明を出している。AppleやGoogleのプラットフォーム上で提供されるネイティブアプリの課金の仕方に私も注目してます。
何でも課金されるみたいな文脈で儲け過ぎだと批判もされてますが、プラットフォーム上で課金されるデジタルコンテンツのみで、多くのアプリでは手数料を課されるわけではありません。
見方によっては、デジタルコンテンツの固定費回収したあとの限界費用がほぼ0円の世界の儲けをAppleらが他のデジタルだけではないクリエイターに再分配しているとも言えると思ってます。
Appleのアプリ課金の考え方はこちら
「私たちのストアです。私たちが責任を持ちます。」
https://www.apple.com/jp/ios/app-store/principles-practices/
リアルプロダクトやサービスを提供するウェブプラットフォームの手数料は、競合多いことで、取引ボリューム大きくなるほどに実質的な手数料率は下がってたりします。
一方、安心安全提供するリアルプラットフォームともいえる百貨店の販売手数料は30%ほど。他に選択肢増えたことで、そもそも百貨店のビジネスモデル破綻してるという話でもあるので、30%は高いといえば高いですが、そのくらいのコストをかけているとも言えます。私たちのストアという言葉には、それくらい真剣に向き合っているという現れでもあるでしょう。
今回の無料化はどう整理されていくのか、引き続き注目です。一部のゴネた企業にのみ、免除というのは、iOSのアプリを幾つもリリースしているエンジニアとしてはあまり納得がいかない。。
せめて、全企業に同じ措置をして欲しかったなぁ。
Appleはやや迷走気味ですね。