サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)こそ、DXよりはるかに重要な理由
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持続可能な企業ってどんな企業なのか?と考えると、要するにそうそう潰れない会社だということだと思います。持続可能ではない企業とは、潰れてしまうリスクが大きい会社。
持続可能な企業になるためには、短期的な視点(5年くらい)と、それ以上の数十年にわたる長期的な視点とがいるのだと思います。
短期的な視点とは、つまりファイナンス面での持続可能性であって、債務をちゃんと返せて運転資金もショートしない(つぶれない)状態を維持すること。そのためにはフリーキャッシュフローが多く、資金繰りが健全であること。そのためには事業の競争優位性が持続可能であって、本業で稼ぐ力があるということ。
長期的な視点とは、非財務面での持続可能性であって、環境・社会に関わるステークホルダーの利益を損なわず、かつできるだけ彼らと共有する価値づくりをしていくことだと思います。ステークホルダー資本主義の考え方は、株主価値を至上のものとして追い求めた結果、まずいちょっと行き過ぎてしまいそう、という危機感から生まれています。株主や従業員も含めたステークホルダーズの利益のバランスをとっていくことが、長期的で非財務的な持続可能性なのだと思います。
この2軸のバランスを取れる形に変わっていこう、というのがサステナビリティ・トランスフォーメーションと呼ばれるのだと思います。不確実性が高まる環境下で、企業が「持続可能性」を重視し、企業の稼ぐ力とESGの両立を図るための戦略指針である、「サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)」。
今年のものづくり白書でも述べられいたように、この不確実性の高い時代にはダイナミック・ケイパビリティの能力を高めることが求められます。
SXにはデジタル化に関する取り組みへの言及が足りないので、DXと組み合わせ、取り組むことが必要なのではないでしょうか。あの。ここまで英語での表現を使われるのでしたら、カタカナで無く英語表記の方がわかりやすいです。
タイトルにある、DXよりはるかに、は少し大げさです。文末にはDXだけでなく、とありますし。
同じビジネスITでDX の2025年の崖 なる記事も2019年に掲載されていますよね。
↓
https://www.sbbit.jp/article/cont1/36929
経産省が懸念する未来の経済損失を回避する為にはSX DXともに意識高く、推進していける企業が増えるように国をあげてバックアップする方向性が望ましいと考えます。