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公務員射殺事件発生のあとの異例の謝罪文書。いまの南北関係を知る上で興味深い。「血も涙もない北朝鮮の兵士に入北しようとした韓国人が射殺された。南北関係はますます悪化してゆく」と見ていると、文在寅政権と金正恩体制の間で静かに起きていることが見えなくなる。文在寅大統領は米朝対話のプロセスとは切り離して南北で終戦宣言をしたいと考えている。金正恩委員長が韓国に送った文書には「同胞たちに失望感を与え、大変申し訳ない」と書いてあった。「同胞たちに申し訳ない」という言葉には、「南北は同胞同士。米韓同盟に依存する時代ではない」というニュアスがこもっている。