[東京 24日 ロイター] -

日経平均

終値      23087.82 -258.67

寄り付き    23215.00

安値/高値   23,039.48─23,234.72

TOPIX

終値       1626.44 -5.81

寄り付き     1634.61

安値/高値    1,624.50─1,636.48

東証出来高(万株) 124782

東証売買代金(億円) 22909.9

東京株式市場で日経平均は続落した。前日の米国株式市場が下落した流れを引き継ぎ、幅広い銘柄が売られた。前場では売り一巡後下げ渋る場面もみられたが、後場で下げ幅を拡大。時間外取引での米株先物の軟化や、アジア株が軒並み下落となったことが嫌気された。世界的なリスクオフムードで、日経平均は一時300円超安となった。

23日の米国株式市場は大幅反落。新型コロナウイルス感染増加が続く一方、米企業活動の冷え込みを示す指標と議会での財政刺激策を巡る膠着状態を受けて経済への懸念が高まった。ナスダック総合とS&P総合500種は2%超下落。引き続き新型コロナ追加支援法案の先行きへの懸念と、大手テクノロジー株への売りが投資家心理を圧迫している。

日経平均は前営業日比131円49銭安の2万3215円00銭と続落スタート。その後下げ渋る場面もあったが、米株先物とアジア株の軟化に連れ安の展開となった。韓国の総合株価指数(KOSPI)、台湾の加権指数が2%超安となるなど、米国株が急落したことで世界的にリスクオフムードが強まっている。

TOPIXも続落。東証33業種では、鉄鋼、非鉄金属、鉱業、輸送用機器、ゴム製品などの32業種が値下がり。値上がりしたのは精密機器の1業種のみだった。

市場では「米国の経済指標などは堅調にもかかわらず、株が異常に弱い。市場心理も弱くなっており、それがアジア株に伝わってきている。米国株は7─8月に個人投資家を中心に旺盛となっていたが、今は調整が入っている」(SMBC日興証券の投資情報部部長、太田千尋氏)との声が聞かれた。

個別では、トヨタ自動車など主力輸出関連株に下げる銘柄が目立ったほか、ソフトバンクグループも続落。一方、デジタル庁構想など政策面を手掛かりに、東京エレクトロンなどは堅調に推移した。

東証1部の騰落数は、値上がり419銘柄に対し、値下がりが1685銘柄、変わらずが72銘柄だった。