キャンプ場でもワーケーション 差別化でしのぎを削る滞在先とその課題
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「ワーケーション」の言葉の定義が曖昧な中、「これって本当に休めるの?」「これって本当に働く気あるの?」という気になるような使われ方や利用シーンの想定を多く見かける中、こちらの記事にあるものは本当にワーク50:バケーション50という感じで、実現味を帯びているものも多いような気がし、参考になりました。
現在、この市場は本当に「未熟」。これから西部開拓のように荒くれ者たちの参入が始まることと思います。その中で、良いユーザーエクスペリエンスを提供した人たちだけが淘汰されていくようになると良いですが、やはり大手の参入による価格破壊やサービス破壊も絶対起こると思います。
こちらの記事に例としてあげられているいくつかの、心ある活動をベースにしたサテライトオフィス・ビジネスの人たちはかなり前からワーケーションを進めてきていた人たちですが、それを凌駕する資金や構造が流入するのも時間の問題かもしれず、そのうち、レッドオーシャン化する可能性もあります。
地方の資源や人材たちが、こうしたレッドオーシャン化で、下手な開発をされて破壊されないことを祈るばかりです。Forbes JAPANで定期的に連載をしているのですが新作を公開させていただきました。
ワーケーションという言葉が大きく広がる中で、市場が大きくなると差別化や生活者への便益が必要になるなと改めて思っております。
また、行政や補助金で安く提供して短期的な需要喚起施策に陥ると、持続可能性が低いなと感じることも多く、市場が大きくなるには生活者サイドの需要と、地域サイドの供給の合致が必要になってきますが、そこがうまく回していけるかが今後の鍵になると思っています。ワーケーションは個人の働き方に多様性をもたらし、精神的な満足感による生産性の向上をもたらす一方で、その継続性についてはまだまだ課題が多いと感じています。地方自治体との連携強化は必須ですが「持続可能性」を担保できる仕組みをいち早く構築できると「交流人口の拡大」等にも貢献できるので、より多面的なメリットの提示が必要ですね。