【楠木建】なぜ、次世代リーダーに「センス」が必要なのか
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センスとスキルの比較面白いですね。私もメンバー皆さんにスキルをつけて欲しいと施策を出し続けていますが、センスをつけて欲しいといって何を具体的に次世代リーダーに体験してもらうかというのは、興味深いテーマです。
センスとは何かと考えた時に、ここである具体と抽象の往復はなるほどなと思いました。
私がイメージするセンスがある人というのは、総合力がある人で、かつ、今ですと柔軟性にとんだバランス力がある方だと思います。どのようにセンスを磨くかは、やはり色々な実際の経験から学ぶことが多いと思いますが、重要なのは他からのフィードバックを受け入れ、色々な観点、見方があることを認める力かと思います。センスがある人は潜在的に持っている力もあると思いますが、ぜひウィズコロナの時代においての次世代リーダー育成に良きセンスを取り入れたいですね。楠木先生に「次世代リーダーに求められる資質はなにか」という、非常に難しい問いをぶつけてみました。その答えが「センスがあるか、ないかで変わる」というものでした。
ビジネスにおける「センス」とは何なのか、これからの時代を引っ張っていくリーダーにこそなぜ「センス」が必要となるのか。なかなか人に説明しにくく、抽象度が高い「センス」ですが、楠木先生のお話をお聞きして、リーダーであればあるほど、必要性が高い素養だと感じました(もちろん自分のような末席の者でも)。
そして後半では、「次世代リーダー」に向けたBMWの御館さんとのトークセッションを実施。楠木先生が持つBMWのイメージは「能動的」とのことで、まさに自分でビジネスをぐいぐいすすめる、センスドリブンなリーダー像と重なりました。ぜひご一読ください。車体のスペックはスキル、駆け抜ける歓びはセンス。
その辺の企業理念よりずっとユーザー(ドライバー)に浸透したBMWのブランドビジョン。実際にBMWで格上シリーズに乗り換え続けていく人はこの『駆け抜ける歓び』をたんなるスローガンでなく体感し、熱狂しているように思う。