[フランクフルト 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は22日、気候変動の緩和など持続可能な経済活動の目的に合致するグリーン債を来年から担保として受け入れると表明した。資産購入プログラムの対象としても買い取る。

環境に配慮したグリーン政策の振興はラガルド総裁が掲げる目標の一つで、今回の決定はその第一歩となる。

来年1月1日以降、各行はECBから融資を受ける際、EUが定めた持続可能な経済活動に関する基準(タクソノミー規則)に合致する債券を担保として差し出すことが認められる。

ECBは「これに伴いユーロシステムに適合する市場性資産の幅がさらに広がり、(持続可能な社会づくりに向けた)サステナブルファイナンス分野における技術革新への後押しになる」と指摘。さらに、同等の債券はソブリン債および社債の双方を扱う資産購入プログラムの対象になるとした。