ニコラの創業者が会長辞任、詐欺疑惑や米SEC調査の中
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注目のコメント
まずは退任。だが会社としては今後、どうなる。個人的に一番気になっているのがHindengurgが指摘した受注がペーパーカンパニーからの虚偽ではないかという点。
https://newspicks.com/news/5219039
※下記英語Pickでもコメントが集まっているので、是非併せてご参照いただきたい。上記コメントはそこからの転載。
英語だと「Voluntarily step down」となっている。一方で何もないなら辞任なんかしないわけだし、GMもそれが見つけられずに出資したことは恥となる。立証までこの時間軸ではできなかったからVoluntarily?
https://newspicks.com/news/5243415二コラ創業者Trevor Miltonは、SPAC上場後すでに70Mだか売り抜けて豪邸を買ったとか。目的は達成したからもうよいのでしょう。
私が読んだものからすると、この会社は「見かけを立派にして獲得した大手提携先から技術を調達する」でずっとやってきて、自前の技術は全く何も持っていないようです。ボッシュでGMを釣り上げ、その前にはWorthingtonでボッシュを釣り上げ・・とやってきたのですが、ボッシュは出資後にどうやら実態に気づいて逃げ出しつつあるようです。
どこか一点だけ嘘をついているのではなく、あまりにツッコミどころが多い。私が疑問なのは、通常ならばこれらの情報はS-1で上場前に開示されて馬脚を露すだろうところを、SPACだと既存のSPAC株主だけに開示されることのようで、「それがなんで通ってしまうのか?一般投資家保護はどうなっているのか?」ということです。ご存知の方がありましたら、ぜひご教示ください。
二コラについては、アメリカ時間9/30の「SPAC上場」ウェビナーにて話をします。ご興味のある方はこちらへどうぞ。→ https://www.eventbrite.com/e/spac-tickets-120456437447?aff=MKET以前、下記の記事でも書いたが、ニコラやルシッドのようなTeslaを強く意識し過ぎている企業は倒産する可能性が非常に高いと思う。
https://newspicks.com/news/5224983/?utm_source=newspicks&utm_medium=urlshare&invoker=np_urlshare_uid216955&utm_campaign=np_urlshare
Teslaがここまで評価されているのは、先日、ソフトウェアやバッテリーのライセンス供与を発表した際にイーロン・マスクが言っていた言葉によく現れています。
「我々は、競合を打ち負かすために事業をしているのではなく、持続可能エネルギーの普及を加速しようとしているだけだ」、シャアアズナブル風に言うと「地球が持たん時が来ているのだ」という明確な信念・理念(=Why)があるから、世界中から評価され、世界一の時価総額の自動車企業になっています。
これに対してニコラやルシッドには確かに、Teslaに勝るとも劣らない高い技術力、そして資金や社員を集める力、更に実際にプロダクトに仕立てて生産する力はありますが、最も重要な信念・理念は全く見えてきません。
私も含め、なぜTeslaのオーナーが、金額的には変わらないベンツやポルシェを買わず、大金を出してEVのTeslaを買うのかと言えば、イーロン・マスクの思想と行動力に共感しているからです。
今回の疑惑が本当かはまだ分かりませんが、勝ち馬としてのEV市場に乗ろうとしているニコラやルシッドがこのような事件を起こし、トップが辞任しても、全く違和感はないです。
信念を持ち、世界を変えたいと本気で思っている起業家がEV界にもっと登場してくれるとより良い競争が生まれるので期待したいですね。
下記で詳説していますが、全ては「多くの人に共感されるWhyから始めよ」ということに尽きます。
【DX編】事例付きでDX企画のベストな形を解説 https://youtu.be/HSbNi2y3_mk
このニューズピックスの記事の最後に書いてある「虚偽の情報から自身を守る」という部分に、ニコラ創業者の信念無さ・目先の利益を追求する人間性をとても感じます。