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アメリカではハリケーンに直接人が突っ込むんですね!
台風の強さの測定は、日本ではドボラック法といって、気象衛星画像から強さを推定するのですが、この方法は誤差が大きいのが問題です。そこで日本でも航空機を使って台風の観測ができないか、研究が進んでいます。しかし、アメリカとは違い、台風に近づいて、上から観測機のカプセルを落とす方式です。
そのうちストームライダーのように、嵐に爆弾を打って嵐を消すなんて時代が来るのでは(嘘です)。

ディズニーシー「ストームライダー」終了に反対の声 裏側にあった綿密なストーリー設計、オリエンタルランドの見解は (1/2)
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1506/11/news124.html


蛇足ですが、コロナの影響で航空機が減便され気象データが取れなくなったという報道もたくさんなされています。

新型コロナ、天気予報に悪影響? 航空機減便、気象データ集まらず
https://mainichi.jp/articles/20200424/k00/00m/040/149000c
アメリカの気象庁にあたるNOAAでは士官部隊(いわゆる軍人)をもっており、空軍などとも協力してハリケーンハンターと呼ばれる任務を実施しています。日本でも気象衛星が登場するまでは、洋上にある台風の唯一の観測手段で、その点では米軍に大変世話になっていたという歴史があります。
そもそも飛行機で台風に突っ込むという命知らずな任務が行われるようになったのは、1935年にフロリダ沖でハリケーンを見失ったことがあり、この時に軍の偵察機を飛ばして進路予想が誤っていたことがわかった経験や、1943年に米軍の練習機の性能に否定的であったイギリス兵の鼻を明かすために米軍の教官がヒューストンに向かっていたハリケーンの中を飛んで無事に帰ってきたという経験から、ハリケーンの現在位置をしっかり把握し、また観測を詳細に行うことでハリケーンの実態解明や予報の精度向上を目指し、こんにちに至るまでアメリカではハリケーン内部を実際に飛行して観測する任務が続いています。危険な任務で、特に初期には多くの事故が発生しましたが、ここ50年近くは死亡事故は発生していません。
日本の周辺では、気象衛星が登場したことにより米軍による台風の観測は廃止となってしまい、現在は洋上にある台風の勢力についてはほとんどの場合で台風の雲のまとまり方やその高さから推定された勢力を用いています。この推定値はそれなりに高い精度ではあるのですが、やはり個々の台風の微妙な違いをフォローすることができないなどの理由で完璧ではなく、数値予報モデルに入れ込む値としてはそれなりに大きな誤差となってしまうことから台風の予報の精度を下げる原因ともなってしまいます。日本でも台風の研究者を中心に台風の上空から観測機器を投下することでより精度の高いデータを得ようという動きが出てきており、2018年から何度か台風上空での観測が続けられています。気象庁の予算の厳しさが報道されることもありますが、台風によりこれから発生するであろう被害を考えると、研究者によるプライベートな飛行ではなく、国の機関として何がしかの観測飛行を行えないものかと思ってしまいます。