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恐らくこれから抗菌性建材を使って「清潔な建築」を建てるという発想がどんどん一般的になって行くだろうということです。元から抗菌性を持った素材を使う事が一般的になってくれば、抗菌剤を色々な所にぶちまけるというようなランニングコストは大幅に低減でき、初期投資は大きくなったとしても最終的なコスト削減へ繋がるでしょう。
建築のみならず、例えばリモコンやその他生活機器のような、人が何度も手を触れる所には抗菌性素材を使うという発想が一般的になって行くかもしれません。素材メーカーにとってこうした社会情勢の変化は巨大な商機です。
ということで、手が触れるところが汚いというのは医学的には常識。高頻度接触面を消毒することは有用とされるものの、自宅にせよホテルにせよ1人が触る度に消毒はできないので、そういったところに触れた後の自分の手の消毒が重要。
もちろん確率論なので、ドアノブやエレベーターのボタンは定期的に消毒しておくとリスクは下がると考えられる。
この辺は一般の清潔観念とは全く関係ない。
例えば床が見た目に汚くても(細菌学的に汚くても、だが)地べたに手をつくような生活でなければ感染症的には問題ない。
集中治療室も手術室も室内履きなら他のエリアで履いていたもののまま入れるところがほとんど。(手術室に限っては履き物が汚れるという意味で履き替えることが多いが、患者さんのスリッパを履き替えてもらったりはしない)
・ホテルのドアノブには、家庭のトイレの便座の918倍の細菌が付着していた。
トイレは不浄なイメージがあって、よく引き合いに出されますが、そもそも手のほうがいろいろなものに触れるので不潔で、多くの人の手が触れるものはもっと不潔です。
そういえば、スマホやパソコンの画面をアルコール入りシートでふくひとがいますが、あれは表面のコーティングを剥いでしまう恐れがありますのでご確認の上のご利用を。
「汚い」って何だ!? お金・スマホ・トイレ…身のまわりの菌を採取して免疫学の先生に聞いてみた
https://kindaipicks.com/article/001895
数年後には非接触のボタンが流行ってくるかもしれませんね。
非接触のサービスと言えば、アメリカのBentoBoxというサービスが人気です。どんなサービスかと言うと、飲食店に入り、自分のスマホからメニューを選び、そのまま決済もオンラインで完結できるというもの。
一見、店員との会話がなくなり「冷たいデジタル」のように思うが、実はその逆で、結果的にチップが20%アップしたという。
なぜかと言うと、商売上の会話が0になったことで、お店の味付けや彩り、子供の事など人間的な会話が生まれるようになり店員とお客との間で人間味のある繋がりができるようになったからだ。
机上や頭でのシミュレーションでは予測できないことが、現実世界では起きるので、試すことが大事。
日本ではメニューが電子化されていても備え付けのiPadだったり、決済時も何かとボタンを押したりペンでサインしたり、コロナ渦では相応しくない仕組みが満載なので、BentoBoxのようなサービスは必要に思う。
https://getbento.com/company/
ボタンは指でなく肘で押すように、とか、
ボタンの横に爪楊枝が置いてあってこれで押せ(もちろん使い捨て)、とか、
いろいろありました
今でもやってるのかな…?
今はどこもかしこも感染症対策でホテルもこれまで以上に清掃を行われていることと思います。本当に大変だと思います。
多くの人たちが触る公共な場所は、つり革しかり一定そういうリスクは前提となると思います。
定期的な手洗いやアルコール消毒など、清潔を保つ努力が一層必要な時代だと思っています。
多くの人が一番汚いと考えている便座。その数百倍の汚さというのは、イメージするだけでも恐ろしい。
よって世界中ではコンタクトレス、非接触が安全のためのキーワードになっています。決済もキャッシュレスで、コンタクトレス。
オックスフォード大の調査によると、欧州で流通している紙幣には、2万個以上の細菌が付着しているそうです。
Go toで旅行中の方も多いので、こういう情報はもっと広まった方が良いでしょうね。