竹中平蔵と小池百合子、メディアによって作られた「二人の怪物」
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注目のコメント
お二人の共通点は『個人の損得感情を国の全体最適よりも優先してしまうところ』だと感じています。
そして、アウトプットが非常に上手いこと。
小池氏は小泉元首相のワンフレーズに加え横文字を使うことで、『聞き手の想像力を掻き立て、勝手に自分の都合よく受け取らせること』に成功したし、竹中氏は話す相手により主張を変え相手が得と感じる議論を展開することがうまかった。
それ自体は特段否定するものではなく、民間企業でその力を発揮していれば問題はなかったのに、国政に携わってしまったことが悩ましい。
そして、小池氏は表に出て一挙一動を透明化され賛否を生んでいるのに対し、竹中氏は表舞台の主要人物のブレーンとして活躍しているため、どれだけ国益が損なわれても責任を負うことはないからたちが悪い。
今回の菅政権誕生で、その影響はさらに加速するでしょう。
大阪都構想に至っては、まさにその典型であるにも関わらず、NP民ですら賛同が多い。きっと『二重行政を効率化する』という言葉に反応しての賛成なんでしょうが、この構想のキモは『巨大な水道権を始め、様々な利権を誰が握るか』が始まりであり、効率化という言葉の奥にある既得権益争奪戦まで踏まえて、考える必要があると感じています。
そして、実際に恩恵なり被害を被るのは市民であるにも関わらず、大阪市民以外の部外者によるコメント合戦で議論の空気を作ろうとしている現状を『悩ましいなぁ』と感じながら、生暖かく見守っています。
本来、行政府は効率的ではなく合理的に進める必要があります。
しかし、今の政府は合理化どころか、個人の損得を効率化という言葉を使って正当化しようとしており、それに群がる著名人の賛成過多により、物事の審議を十分に考えないまま雰囲気になっていることが悩ましいのです。2人を持ち上げた「メディアの軽薄さ」を対談中に指摘してるけれど、生い立ちの環境みたいな僅かな情報から、2人の行動原理を否定的に解釈するのも、それはそれでかなり軽薄だとは思うが…ドキュメンタリーではなく、ミステリー小説を参考にしたというのは正直でいいですね 笑