(ブルームバーグ): トランプ米大統領は18日、短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)と米オラクルとの提携合意を承認するかどうかの決定に先立ち、オラクルのラリー・エリソン会長と電話で会談した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
非公開情報を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ウォルマートのダグラス・マクミロン最高経営責任者(CEO)とも電話で話したという。
トランプ政権は、ティックトックの米国事業を巡り、米政府の国家安全保障上の懸念に対応するため、バイトダンスとオラクルが新会社「TikTokグローバル」を設立する提携案を承認するかどうか20日をめどに決定する。
トランプ大統領は、ティックトックの米国事業に関する取引の一環として、米政府が相当額の現金の支払いを受けることに関心があると繰り返し述べており、18日の電話会談でもその意向を伝えたという。
ウォルマートは、ティックトックの米国事業の完全な買収を目指していたマイクロソフトと当初連携していたが、同社案がバイトダンスに拒否された後も引き続き投資に関心を持っている。関係者の1人によれば、バイトダンスとオラクルが設立する新会社の取締役ポストをウォルマートが最終的に得る可能性がある。
原題:Trump and Oracle’s Ellison Spoke Today on TikTok、Trump Told Ellison, McMillon He Wants U.S. Paid in TikTok Deal(抜粋)
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