[18日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は18日、新型コロナウイルス感染症の検査に関する指針を変更し、コロナ感染者と接触した場合、無症状であっても検査を受けるよう提言した。

米政府による検査指針の変更は2回目。8月終盤には、当初の指針を覆し、コロナ感染者と接触しても無症状であれば検査を受ける必要はないという指針を示し、物議を醸していた。

米国感染症学会のトーマス・ファイル会長は「CDCの検査指針が科学に基づくアプローチに戻ったことは、公共衛生と一致団結したパンデミック(世界的大流行)対応にとって朗報だ」と述べた。

トランプ大統領は6月、コロナ検査はより多くの感染者の確認につながる「もろ刃の剣」だとし、実施件数を削減するよう指示していたことを明らかにした。ホワイトハウス当局者はその後、トランプ氏が冗談を言ったにすぎないと擁護した。