「GoToの恩恵なし」の低価格ホテルが、菅首相の観光政策でさらに疲弊する理由
コメント
注目のコメント
GoToトラベルのような割引施策や地域クーポンを配るような需要喚起施策は平等性を出すことは限りなく難しく、カテゴリー内でのニーズがあがる高級ホテルに傾くのは必然です。これは飲食店でもイベントでもそうで、需要が高い方に傾きます。
ポジティブに考えるのであれば、恩恵が受けれないと嘆くのではなく、夕食を地場の食材を活用して豪華にして付加価値をつけるような施策を展開するとか、単価と顧客満足度をあげる工夫をすることで35%の恩恵をどう受けるのかというのを考えるチャンスなのかなと思います。
制約から創造がうまれるチャンスです。おっしゃる通りではあるのですが、ではどうしたら良いのかと。
ホテルは装置産業ですから急激に軌道修正できませんし。
確かにインバウンド需要を見越して参入してきた企業も多いですが、構造的にはフルサービスよりリミテッドサービスが儲かると実証した、ファンド系ホテルチェーン全盛の時代が15年ほど前にあって、そこからリミテッドサービスが増えていき、そこにインバウンド需要が乗っかってきたと思っています。
リミテッドサービスであっても都市観光の需要が戻ってくれば、宿泊は泊まるだけでいいという一定の需要を満たすことはできます。問題はバランスが悪く数が増えすぎたという点です。
単価を上げる方向でのみ議論されれば、観光市場の中の一部しか満たすことができませんし、観光が贅沢品になってしまいます。
問題はバランスだと思います。
あまり偏ってリミテッドを悪者扱いにするのはいかがなものかと。
ちなみに楽天トラベルの国内施設登録数は29,475軒ですが、そのうちプレミアムホテルとして扱われているのは101施設です。
確かにこれでは高級ホテルは少ないのでその点は同意します。【ビジネス】
・格安のビジネスホテルはGoToの恩恵を全く受けていない
・構造上の問題として、ビジネスホテルはインバウンドの皮算用の下、前年比+4万室と供給過多である
・インバウンドでは買い物や観光などが目的であるため格安ホテルの需要があった
・一方、国内旅行では非日常の体験を求めるためもう少し高価格帯で価値の高い宿を選ぶ
・支援策もそうであるが、今求められていることを保有している資産を活用しどんなことができるか、トライ&エラーを行っていき変化をしていかなければならないだろう