林元文科相 衆院に“鞍替え”へ
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注目のコメント
つまるところ、山口ではこれから「内戦」が起きるのだが、構図、背景は複雑だ。ポイントを箇条書きで整理したい。
・林氏が出たがっている山口3区は二階派の重鎮河村建夫氏が現職として地盤にしており、河村氏は息子さんに継がせたいと見られている
・林氏は父義郎氏の時代からの地盤が3区と4区（安倍前首相の選挙区＝下関と長門）にまたがって存在している
・林氏はいずれ首相を目指すうえでも衆院転出の機会を長年窺ってきた
・山口4区内の下関市長選などで、安倍派と林派が争ってきた
・4区は恐らく次々回の総選挙では、3区を含めて再編される可能性が高い
・今は安倍氏が首相を退きいずれ引退も見えてくるタイミングであり、河村氏も高齢で、林氏も年齢的にタイムリミットが近い
これらを俯瞰すると、林氏の意図は「この時点で3区をとりに行くことで、選挙区再編後は現4区特に下関を含めた父の代からの地盤を取り戻して、満を辞して首相を目指す」という覚悟ではないだろうか。そのシナリオ通りに進む場合、岸田派の林氏は岸田氏とも総裁・首相候補として競合し得る。
このように、本件は河村氏と林氏の争いという単純な話ではなく、安倍派と林派の争いにもつながる。まさに「内戦」と言うほかない。行政区を超えない選挙区での中選挙区制度復活を望んでいます。
民意が反映されていない小選挙区制度は見直して欲しい。
追記
なるほど。中選挙区制度は確かに金権政治を生み出したように見えました。
中選挙区制度が金権政治を生み出した因果関係は明確ではありません。
中選挙区制度では、同一選挙区で同じ党の人が議席を争うので派閥の復活はあるでしょう。
金権政治は日本国民の民度の問題でもあります。
完璧な選挙制度は存在しませんが、国民の民意を反映していない小選挙区制度事態の改善は強く望みます。二階派と岸田派の対立は有名で、今まで岸田派は良くも悪くも煮湯を飲まされて来た。ところが、今回は岸田派の林さんが衆院に転進し、二階派の河村さんとガチンコの直接対決だという。しかも林さんは無所属で出馬を辞さない覚悟だという。軽量級の直接対決ではなく、元官房長官の河村さんと数々の政府や党の要職を歴任した林さんの直接対決だ。この戦いは面白そうだ。
