秋田県出身で初の首相となった菅義偉氏の出身地・同県湯沢市は16日、祝賀ムードに包まれた。熱気が高まる街に「湯沢にこれほど注目が集まることはなかなかない」と地元関係者も期待を寄せている。
14日の総裁選に続き、菅氏の母校の県立湯沢高校同窓生らが首相指名選挙のパブリックビューイングと祝賀会を開催。有志企業が市内上空に99発の祝砲を打ち、市民ら約100人が「祝菅義偉先生 内閣総理大臣就任」ののぼり旗を掲げながら提灯(ちょうちん)行列を行った。
祝賀の垂れ幕が掲げられた湯沢高校では、菅氏が訪問時に揮毫(きごう)した「意志有れば道在り」の座右銘を書道部員が大書。同市秋ノ宮の菅氏の生家前などで花火が打ち上げられた。