シンガポール、早慶卒もビザ厳格化 邦人駐在員3割減も
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海外在留邦人数調査統計によれば、2019年10月の在シンガポール日本人数は36,624人。リーマンショック直後の2008年10月の同人数は23,583人なので、3割以上減ることもあり得るでしょう。
自分の目で見た範囲でしかありませんが、日系企業に限らず職を失ってシンガポールから出国する外国人は増えているし、ビザがあっても原則、入国時には事前承認が必要でホテルでの2週間の待機が必要なので、それが無くなるまで入国を延期されている方もいます。
マネジメント層と話をしていると、若手・中間の駐在員のポジションは、ローカル人材に置き換えるという方が多くいらっしゃいました。大手企業ほど在宅勤務を徹底しているので、家で仕事ができるならシンガポールに駐在する必要はないのでは?と考える企業が増えるのも駐在員を減らす動機になると思います。
ビザに関していうと、9月以降に申請して承認されたケースがまだありませんが、却下の結果がでるスピードが速くなりました。EPのリニューアルは今のところ以前と変わらない印象です。(あくまで、自分の経験したことで全体の話ではありません。)
先日、ラッフルズプレースを通ったところ、観光客にも有名なホーカー、ラオパサは70%位が空き物件となっており、金融街がゴーストタウンのようでした。
外国企業および外国人の誘致で成長してきたこの国がこれからどういう変化を遂げるのか心配です。
(追記)
今朝は、この記事に関する問い合わせを多数受けています。
EPのリニューアルに関しては、この変更は2021年5月1日付けで適用開始となります。EPのリニューアルは半年前からできるので、可能であれば適用開始前にリニューアルの手続きをされることをお勧めします。シンガポール政府は事あるごとに自国は「メリトクラシー(業績主義または能力主義と訳される)」と言っているのですが、業績(能力)主義というよりは学歴主義、学校歴主義と言いますか。他国からくる人材にまで学校歴で基準を作っているのは知らず、面白いなと思いました。