(ブルームバーグ): 米ソフトウエアメーカー、アドビの6-8月(第3四半期)の売上高はアナリスト予想を上回った。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)中にクラウドベースのクリエイティブ製品の需要が好調だったことが示された。

15日の発表によると、6-8月期の売上高は14%増の32億3000万ドル(約3400億円)。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均は31億6000万ドルだった。

主力のクリエイティブ製品の売上高は19%増の19億6000万ドル。「ドキュメント・クラウド」の売上高は22%増の3億7500万ドル。パンデミック中のリモートワーク拡大による恩恵を受けた。

一部項目を除いた1株利益は2.57ドル。アナリスト予想は2.41ドルだった。

同社株はニューヨーク市場取引終了後の時間外取引で約2%上昇。年初来では51%値上がりしている。

アドビは9-11月(第4四半期)について、売上高が33億5000万ドルになるとの見通しを示した。アナリストの予想平均は33億6000万ドル。調整後1株利益見通しは2.64ドルと、アナリスト予想と一致した。

原題:Adobe Reports Sales That Top Estimates on Creative Software (1)(抜粋)

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