[ロンドン 15日 ロイター] - 英中西部アングルシー島の議会は15日、日立製作所<6501.T>が同島で計画していた原子力発電所建設について16日にも撤回する見通しだと明らかにした。

日立傘下の英ホライゾン・ニュークリアー・パワーは出資者を見つけられず、昨年初めに計画を凍結していた。

議会指導者のメディ氏は、日立が撤退する意向だと知らされたと説明。「決定は明日承認される必要があると理解している」とし、撤退が決まれば、島の経済に「壊滅的な打撃になる」と述べた。

ホライゾンの広報担当はコメントはないと答えた。

毎日新聞は14日、関係者の話として、日立が同計画から完全撤退する方針を固めたと報じた。

日立はこの日、報道について「さまざまな検討は行っているが、現時点で決定した事実はない」とコメントした。