生体認証がつなぐ「リアル×デジタル」な未来都市のシナリオ
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鼎談に同席し、構成を担当させていただきました。
タイトルどおり、未来の都市はどのように創られるか。
BIMの導入など、デジタル技術を積極的に建築業界に導入することで、まさに未来の都市を実現しようとしている豊田氏。
そんな豊田氏が頭の中で描いているであろう、未来都市や人々の暮らしのリアルな絵を、取材中、頭の中でイメージしていたことが、印象に残っています。
ただ文中にあるとおり、自分がイメージできたのは3次元あたりまで。50次元、100次元をイメージされている豊田氏の未来都市はもっと奥深く、複雑なのだろう。そんなことも感じていました。
取材時にも話されていましたし、多くの場で公言していることですが、そんなリアルな未来都市の試金石となるのが、2025年の大阪・関西万博です。
記事で紹介しているような未来都市が実現するのはまだかなり先のようですが、その端緒は垣間見れるのではないか。そんな期待とワクワクを感じた取材でした。テクノロジーを活用した独特の建築手法や、リアルとデジタルが融合する世界「コモングラウンド」を提唱する建築家、豊田啓介さんとテクノロジーを活用した都市開発を手がけるNECとの対談です。
未来の社会・都市の在り方、私たちのビジネスと暮らしは行く末を議論しながら、便利とそれと対になるセキュリティについて論じています。セキュリティについて、「これまでは危険を防ぐことがセキュリティだったのが、ソーシャルディスタンスもセキュリティ対策の一環になった」という言葉が印象的。コロナを経験した私たちは、都市や社会においてセキュリティの在り方も変えていくべきなのだな、と。後半の流れは良いとして、前半の議論であったリアルとバーチャルの融合に際して、コロナ禍でのリモートワーク、在宅テレワークの流れから、生活スタイルが変わり、家庭と仕事を上手くブレンドする必要が出てきたことを面白い、と捉えるのは新鮮で、確かに、と思うポイントでした。
自身振り返ると、その切り替えが上手く出来ずいまだにイライラすることが多いのですが、そこを割り切って、短く集中できるスパンを増やしてコントロールすることが必要なのかなと感じます。