ソフトバンクG、英アーム売却発表 米エヌビディアに
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クロージング時に支払われる株式部分については、契約時の株価を使って株式数を固定させる方法と、クロージング時にその時の株価を使って株式数を算出する方法の二つがあるが、このディールでは前者。なので、今から約1年半後のクロージング時点のNVIDIAの株価如何によらず、SBGが保有するNVIDIAの保有比率はこの段階で確定する。一方で、クロージング時点の株価により、その時点での株式部分の金額は215億ドルから大きく下がることも上がることもある。
NVIDIAからすれば、クロージングが今から1年半後と株価が読めない中で、今の株価で株式数を固める(希薄化が決定)のは理に適っているし、一方のSBGからすれば、恐らく孫さんのことなのでNVIDIAの株価が上がる前提で考えているであろうから、今の株価で株式数を決めることに問題なく、双方の利害が一致したスキームと推察。1兆円の利益とか、エヌビィディアの大株主になるとかの情報が錯綜してますが、実際は利益は2,000億円くらい。株は7%くらいの保有ですね。仮に2016年7月にエヌビィディアの株を買っておけばそこから8倍、もし買えてたらだけど、20兆円くらいの利益になっていたから、孫さん的には凄まじく悔しい不本意なディールだと思うな
NVIDIAは取引完了時に合計120億米ドルの現金(最終契約締結時に支払われる20億米ドルを含みます)と215億 米ドル相当のNVIDIA普通株式をソフトバンクグループに対価として支払います。さらに、ソフトバンクグループはアーンアウトに基づき、Armが一定の業績 目標を達成することを条件に、最大50億米ドルの現金もしくは普通株式を受け取ります。
また、NVIDIAはArmの従業員に対して15億米ドルの株式を付与します。これらの条件に基づ き、ソフトバンクグループは合計10%以下のNVIDIA株式を保有する予定で、今後も継続的に貢 献していきます。保有割合はアーンアウトの最終金額によって変動します。ソフトバンクにしてみれば、NVIDIAの株主になることで半導体に関するインサイダー情報をいち早く手に入れるチャネルを確保しつつ、キャピタルゲインを得られる。そしてNVIDIAは人工知能やIoTの時代における影響力を強固なものにする。互いにとって最善の結果になったように思う。そしてソフトバンクは、ますます投資会社としての色が濃くなっていく。