変化する食品市場に事業ポートフォリオを組み替える明治、社長の狙いは?
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注目のコメント
もっとも注力するのは海外事業。食品業界でこの流れが加速する可能性があるのですね。どれくらい競争力があるのか。だんだん鍛えられていきそうですね。
「海外事業のシェアは全体の売上高の5%にも満たない状態で、海外を伸ばすことは命題だ。最も注力している中国は19年に初めて黒字となり、統括会社を設立した。中国はチルド牛乳の需要が伸びているため、今後、既存の蘇州に加え、天津、広州にも工場を新設するなど積極的に投資する」『売り場を作り切れていない。』
なぜこう感じるのか。売上が伸びていないと言う解釈になりますが、ドラッグストアやスーパーは、コロナ禍でも堅調だったかと。さらに健康思考向上で、機能性は少なからず注目されたはず。
であれば、単に国内の競合に負けている。が正解になってきます。中国での生産拠点を増やすとのこと。
2012年に私が中国に渡った頃は中国製の牛乳は飲むなと言われた。実際にお腹をいつも壊すというわけではないけれど、それほど質としては低いものだったのだろう。基本的な機能要求すら満足してなかった。
私はローカルの牛乳を飲み続けているけれど、実は上がったように思うし、選択肢も増えた。当時に比べれば市場は飽和している。中国の牛乳も付加価値が必要な段階に入った。
今の生産拠点がお隣の蘇州とのことで、明治は以前から上海では商品展開をしていたが高価格帯でそこまでシェアが広がっていないように思う。難しいところだが、日本の高品質な商品を一部の高所得者を狙いマーケティングするべきなのか。やや価格を下げて利益を下げてでも先にマーケットを取ることを目的にする方法もあるのではないか。今よりも以前の方がマーケットを取りやすかったはずだと思う。