上級者に学ぶ Uber Eatsで副業収入をアップさせるテクニック

2020年9月13日 16:35

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 9月に入ったというのに、30度を超える日が続く。コロナ禍も重なり、人気副業のUber Eatsを取り巻く環境も苛酷さを増している。

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 Uber Eatsは、気軽に始められる副業として、日本でも定着している。だが同時に、なかなか稼げないという声も多い。本記事では、Uber Eatsの上級者から学ぶ、副業収入をアップさせるテクニックについて紹介する。

■稼げない理由は効率性を意識していないため

 Uber Eatsの業務は、配達通知を受けたら商品を預かり、顧客の元に届けるだけのシンプルなものだ。それにも関わらず、なぜ上級者と初心者で副業収入に大きな差が出るのだろう。その鍵となるキーワードは、「効率性」だ。

 Uber Eatsに関する「効率」とは、エリア、待機時間、距離、配達の所要時間の4つである。エリアについては、まず稼げる最適な配達エリアを見つけることだ。つまり、Uber Eatsの契約店が多いエリアを選ぶのである。次に、気軽にデリバリーを利用する世帯が多い地域でもあれば、なおさら好条件だ。

 東京を例に挙げると、港区や目黒区が人気スポットである。これらのエリアは飲食店が多いものの、デリバリーサービスを持っている店はそれほど多くない。一方で、デリバリーを気軽に利用できる経済的余裕のある世帯が多いのだ。Uber Eatsはまさに両者の溝となっているニーズを、完璧に埋める存在なのである。

 エリアのニーズを事前に調べれば、確実に仕事量を確保できる。配達の通知が多ければ、待機時間を短縮させることにも繋がる。

■タクシー運転手のテクニックに学ぶべき

 Uber Eatsの副業収入をアップさせるためには、配達の回数を増やすことが最も近道である。それには配達の効率化が不可欠で、配達にかかる距離と時間の短縮も重要な要素だ。難しいのは、距離のインセンティブと、回数のどちらかの選択に迫られる場合だろう。Uber Eatsでは、地理的情報の多さが勝負を分ける。

 もしあなたが今、グーグルマップと日々格闘しているのなら、ライバルを出し抜くのは不可能だ。レベルを一段階上げるためには、Uber Eatsのドライバー用アプリを活用する。ドライバー用アプリは配達に特化した地図情報もあり、グーグルマップよりも正確性が高い。ドライバー用アプリをメインに、グーグルマップを補助的に使うのがおすすめだ。

 しかし、さらに上を目指すなら、エリアの地理を覚えることにある。地図だけでは、坂などの細かい地理条件が把握できない。エリアを決めたら、配達を繰り返して地理を記憶する方が圧倒的に有利だ。

 Uber Eatsの仕事は、本質的にタクシー運転手と共通している。仕事量の多さが収入に直結する点でもだ。タクシー運転手は、常に客の多いエリアと時間帯を意識している。ナビに頼らず地理情報を記憶していれば、時間も短縮できるのだ。Uber Eatsの副業収入をアップさせるには、タクシー運転手のテクニックから多くを学べるだろう。(記事:西島武・記事一覧を見る

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