気象庁が15日からHPに広告掲載 背景に予算減 内外から疑問の声も
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注目のコメント
気象庁のHPに広告出稿したい企業はたくさんいるので、通常のGDNの枠を設けるのではなく、ちゃんとした企業がブランディングで使えるような独自の広告メニューとか用意すれば面白そう。
気象庁のホームページに要求されるスペックは高いです。災害時など一度に増えるアクセスに対応できなければならないほか、順次更新される各種気象データを取り込み、100kb程度のサイズでどんどん載せていかなければなりません。最近はアプリによるプッシュ型のサービスも多いのでそこまで顕著ではありませんが、たとえば地震があると生データを見せてくれている研究所のサイトはアクセス集中により落ちてしまうことが多々あります。気象庁で落ちたことはサーバートラブルなどを除いてみたことはありません。
気象情報をPCスマホ等で利用している人間の要望としては、
・広告があるためにページの読み込みが体感的にわかるほど遅くなるのは困る
・気象情報への視認性が悪化するようなものは困る
「警報発表中!詳しくはこちら→」などといった広告は言語道断
・スマホの場合にはただでさえ画面が小さいので、どのように表示されるか心配
といったところです。
自治体のWebサイトで広告があるところはあるので、あのような感じでおとなしめの、画面攻撃などもしてこない広告であれば別に問題ないかと思います。
ただ、気象予報士界隈では、たかが国民一人1円レベルの費用がなぜ予算として引っ張ってこれないのかとは話題になっています。日本の財政が大丈夫という方々の中の、BSが云々かんぬん仰る理屈は全く理解できないのですが、資産を将来の経済的便益を期待できる資源と見た場合に、こうした公的資産の活用による潜在的な収益獲得能力は、BSの数字に表れてはおらず、改革のやりようによっては、歳入増が相当に見込まれますので、まだまだ大丈夫かもしれないと思います。
大阪において示された大阪城公園やてんしばといった公的資産の民間活用もこういう将来の可能性、方向性を示す一つと考えています。